桜は咲いた。イチロー選手は引退した。私は私の人生をちゃんと生きているか。

Life

2019年。

靖国神社の桜が咲いて、東京の開花宣言が出たのは3月21日だった。

同じ日、イチロー選手が引退を発表した。

「いつもそこにいるひと」だと、どこかで思っていたことに今さら気付く。

プレーする姿を1度もこの目で見ないまま、その機会は永遠に失われてしまった。

この喪失感は何だ?野球ファンでもないくせに。

 

そして1週間。

まだ満開を迎える前の桜を、強風がガクごと散らしていた。

下向きに散った淡いピンクの五弁の花を、立ち止まって見下ろす。

 

ついこの間、年が明けたばかりなのに、もう3月が終わる。

毎日忙しいのに、何もしていないような

何も成し遂げられていない焦燥感。

 

 

イチロー選手は言った。

「少しずつの積み重ねでしか、自分を超えていけない」

 

 

そうだ。

改めて思う。

目指す場所がはるか遠くにあったとしても、

一歩ずつしか、近づいて行けないんだ。

 

人の秤ではなく、自分の秤で、自分にとって大切なことを見極めて

「やりたいからやる」と決めたことを、地道に続けていく。

結構、勇気がいる。

少しエネルギーもいる。

 

でも、自分の人生だ。他の誰かのものじゃない。

限りある時間を、どう使うか、決めるのは自分。

その結果、泣くも笑うも自分だ。

 

時間は待ってくれない。

 

今年の桜は、今年だけ。

すべて散ってしまう前に、ちゃんと見ておこう。

 

2019年4月1日追記:桜の花がガクごと散っていたのは、スズメの仕業のようです。風ではなく。千鳥ヶ淵に桜を見に行った時、たくさんのスズメが花をちぎって落としていました。蜜を吸うためだそうです。スズメのくちばしはメジロなどのように長くないので、ちぎらないと蜜が吸えないのだとか。だとしても群れを成して枝にとまり、次々に花をちぎって落としていく姿には「やめてー」と叫びたくなりました。

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