ジュネーブ1990年ヨーロッパひとり旅 25 Geneva: Solo-travel to Europe in 1990

1990年2ー3月ヨーロッパひとり旅

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ジュネーブ Geneva スイス

1990年3月13日、32日間の旅の21日目。

スイスの山を列車から初めて見た時、ポスターなどでよく見るような雪山がそびえていて、思わず声をあげてしまった。

日本で見る曲線と緑の多い山とは違い、かち割り氷のようにゴツゴツして、直線をつないだような山々が真っ白な雪で覆われている。

存外、間近に見えるその迫力を実際に自分の目で見て、「スイスにいるんだ」と実感した。

 

ジュネーブは、すっきりとした清潔な街だ。

公園の花は咲き揃い、噴水周りもきれいに清掃してある。レマン湖の水も澄んでいて、街全体が「お行儀がいい」という印象を受けた。

しかし、どうも親近感はわかない。整い過ぎた美女に近寄りがたいものを感じるのと同じかもしれない。

時計博物館前のオブジェ(「時計博物館」とアルバムには書いてあるのですが、Google mapで見てもそれらしいオブジェが写っていないので、パテックフィリップ時計博物館のことなのかどうかはっきりしません)。

レマン湖には白鳥などたくさん水鳥がいて、水も透き通っていました。

レマン湖の大噴水。自然に噴き出しているのかと思ったら、人工なんですね(^^;

公園も清潔できれいに整備されていました。

この写真で見ると、少し横浜の山下公園に似ていますね。

イギリス公園(アングレ庭園)Le jardin anglaisの噴水。ヨーロッパに着いてからそれまで見てきた他の噴水より新しく見えましたが、この噴水が設置されたのは1857年とのこと。この庭園には花時計もあります(なぜか写真は撮らなかったようですが・・・)。

イギリス公園にある国家記念碑。ジュネーブが1815年にスイス連邦に加盟したことを記念して建てられたそうです。この写真ではよく見えませんが、二柱の女神です。後ろに、ROLEXやHARRY WINSTONやPATEK PHILIPPEのビルが見えます。

 

ふと気付けば、私もちゃんと旅らしい旅をしている。

夜行列車に乗ったり、博物館や美術館を見学したり・・・。

もう32日間の日程の半分以上が経ったのだから当たり前と言えば当たり前なのだが、ヨーロッパに来たばかりの頃、ブリュッセルの街角で迷子になって、途方に暮れて泣いていた自分とは、もう明らかに違うと思う。

残りはもう10日ばかり。

あとは、スペインの都市、3ヶ所ほどを回って、パリに戻るだけだ。

残り時間が少なくなった今、振り返ってみると、迷って過ごした最初の約10日間の時間が本当に惜しい。

しかし、あの時、ああして迷ったからこそ、今、まともに旅をすることができているのだとも思う。

無駄に見えることでも、実は自分のためになっていることって案外多いのかもしれない。

その夜、夜行列車で、今度はバルセロナへと向かった。

26 バルセロナ へ続く)

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