2025年2月22日から4月9日まで、バックパック担いで、ヨーロッパをひとり旅してきました。
47日間で訪れた国は10か国。
都市・町で数えると27か所!
※「27」は、パリからのヴェルサイユ、ミュンヘンからのダッハウなど近郊にある町や、ローマとヴァチカン市国はそれぞれ「1」として計6か所という数え方で数えた数字です。なお列車の乗り換えで降り立ったものの、観光はしていないチューリッヒやユトレヒトなどはカウントしていません。
世界遺産は20か所見ました(世界遺産の数え方も「群」として登録されている場所など難しいですが…。ひとまず20としました)。
しかも60リットルのバックパック(ミレーのサースフェー NX 60+)約21㎏と30リットルのリュック(ミレーのクーラ30)約8kgを担いで。
もう還暦が見えてきている年だというのに…。アラ還の大冒険ですよ(笑)。
▼画像はサースフェーを担いだところ。これに加え、リュックを体の前にかけて移動していました。

いやぁ、ハードだった…。でも一生に一度の経験になりました(同じことを二度はできない…)。
35年の時を超えヨーロッパ再訪【1990→2025】
実はこの旅は、単に観光スポットをまわるだけの旅ではありませんでした。
「1990年にバックパックで訪れた場所を再訪したい」という長年の夢を叶えた旅でもあったのです。
35年の時を経て同じ場所に立った時、自分が何を感じるか。景色はどう見えるのか。
それを知りたくて 過去の自分とともに旅をしました。
35年の間に経験した様々なことも思い出しながら。
当初「1990年の旅と同じルート」をたどるつもりでしたが、残念ながら交通事情の変化などによりそれは叶わず。
その代わり、新たに目的地を追加したり(モン・サン・ミシェルやケルン)、1990年には素通りした観光スポット(サグラダファミリアやメスキータなど)に足を踏み入れたりすることができました。
仕事は有休を31日取得。励まし協力してくれた上司と同僚には感謝でいっぱいです。

約1か月半、会社を休んで旅に出たよ!
おまけに旅の途中でHQ(本社)にも立ち寄ることができ、私にとっては奇跡のような旅になりました。
これからヨーロッパを旅しようとしている皆さんに、共有できる情報もたくさん仕入れることができましたよ!
例えば「モン・サン・ミシェルに行くならいつがよいのか、日帰りと一泊はどっちがよいのか」とか
「ヨーロッパの観光施設は、日本語の障害者手帳でも障害者割引にしてくれるのか」(私は聴覚障害6級の障害者手帳を持っています)とか。
試したり経験したりしてみないとわからないことってありますよね。
27か所を巡る47日間バックパックひとり旅
行った場所と日程はこんな感じ(地図は手描きなので正確さは大目に見てやってください。Google Mapsは著作権があるので使用不可)。

| 日付 | 場所 | 国 |
| 2/22(Sat) | 成田→ブリュッセル(Brussels) | ベルギー |
| 2/23(Sun) | ブリュージュ(Brugge) | ベルギー |
| 2/24(Mon) | ブリュッセル(Brussels)市内観光 | ベルギー |
| 2/25(Tue) | ブリュッセル(Brussels)→ケルン(Köln) | ベルギー、ドイツ |
| 2/26(Wed) | ケルン(Köln)→ビュルツブルク(Würzburg) | ドイツ |
| 2/27(Thu) | ビュルツブルク(Würzburg)→ローテンブルク(Rothenburg ob der Tauber) | ドイツ |
| 2/28(Fri) | ローテンブルク(Rothenburg ob der Tauber) | ドイツ |
| 3/01(Sat) | ローテンブルク(Rothenburg ob der Tauber)→レンヌ(Rennes) | ドイツ、フランス |
| 3/02(Sun) | レンヌ(Rennes)→モン・サン・ミッシェル(Mont Saint Michel) | フランス |
| 3/03(Mon) | モン・サン・ミッシェル(Mont Saint Michel)→(パリ経由)→マドリード(Madrid) | フランス、スペイン |
| 3/04(Tue) | マドリード(Madrid) | スペイン |
| 3/05(Wed) | マドリード(Madrid)→グラナダ(Granada) |
スペイン |
| 3/06(Thu) | グラナダ(Granada) | スペイン |
| 3/07(Fri) | グラナダ(Granada)→コルドバ(Cordoba) | スペイン |
| 3/08(Sat) | コルドバ(Cordoba)→バルセロナ(Barcelona) | スペイン |
| 3/09(Sun) | バルセロナ(Barcelona) | スペイン |
| 3/10(Mon) | バルセロナ(Barcelona) | スペイン |
| 3/11(Tue) | バルセロナ(Barcelona)→(リヨン経由)→ジュネーブ(Genève) | スペイン、スイス |
| 3/12(Wed) | ジュネーブ(Genève)→ベルン(Bern) | スイス |
| 3/13(Thu) | ベルン(Bern)→ミュンヘン(München) | スイス、ドイツ |
| 3/14(Fri) | ミュンヘン⇔(München)ダッハウ強制収容所(Dachau)日帰り | ドイツ |
| 3/15(Sat) | ミュンヘン(München)→ザルツブルク(Salzburg) | ドイツ、オーストリア |
| 3/16(Sun) | ザルツブルク(Salzburg)→(ミュンヘン経由)→ベルリン(Berlin) | オーストリア、ドイツ |
| 3/17(Mon) | ベルリン(Berlin) | ドイツ |
| 3/18(Tue) | ベルリン(Berlin)→夜行列車 | ドイツ |
| 3/19(Wed) | →ウィーン(Wien) | オーストリア |
| 3/20(Thu) | ウィーン(Wien)→ブダペスト(Budapest) | オーストリア、ハンガリー |
| 3/21(Fri) | ブダペスト(Budapest)→(ウィーン経由)夜行列車 | ハンガリー、オーストリア |
| 3/22(Sat) | →ベネツィア(Venezia) | イタリア |
| 3/23(Sun) | ベネツィア(Venezia)→フィレンツェ(Firenze) | イタリア |
| 3/24(Mon) | フィレンツェ(Firenze) | イタリア |
| 3/25(Tue) | フィレンツェ(Firenze)→ローマ(Roma) | イタリア |
| 3/26(Wed) | ローマ(Roma) | イタリア |
| 3/27(Thu) | ローマ(Roma) | イタリア |
| 3/28(Fri) | ローマ(Roma)、ヴァチカン市国(Vatican City State) | イタリア、ヴァチカン市国 |
| 3/29(Sat) | ローマ(Roma)→ミラノ(Milano) | イタリア |
| 3/30(Sun) | ミラノ(Milano)→(チューリッヒ経由)夜行列車 | イタリア、オランダ |
| 3/31(Mon) | →(ユトレヒト経由)デンハーグ(Den Haag) | オランダ |
| 4/01(Tue) | デンハーグ(Den Haag)⇔(ライデン経由)キューケンホフ公園(Keukenhof Gardens)日帰り | オランダ |
| 4/02(Wed) | デンハーグ(Den Haag) | オランダ |
| 4/03(Thu) | デンハーグ(Den Haag)→パリ(Paris) | オランダ、フランス |
| 4/04(Fri) | パリ(Paris)⇔ヴェルサイユ宮殿(Château de Versailles)日帰り | フランス |
| 4/05(Sat) | パリ(Paris) | フランス |
| 4/06(Sun) | パリ(Paris) | フランス |
| 4/07(Mon) | パリ(Paris) | フランス |
| 4/08(Tue) | パリ(Paris) | フランス |
| 4/09(Wed) | →羽田 |
うん。クレイジーだね…。
DMM英会話の先生たちにも驚かれる始末(笑)。
ちなみに旅行中もDMM英会話は続けていて、飛行機や夜行列車に乗った日以外は先生たちと毎日話していました。「今日はどこにいるの?」から始まる会話、楽しかったなぁ。
女性のひとり旅ということで旅の途中は警戒心の塊になっていたので、「今日ね、こんなことがあったの!」と安心して話せる相手がいたのは、私の精神衛生上もとても良かったと思っています。
大変だったことも、人に話すと格好のネタになりますし。
「君の名前を予約生徒の中に見つけたとき、『やった!今日も旅の話が聞けるぞ』ってワクワクしたよ!」と言ってくれる先生もいて。ありがたいことです。
また今回の旅は、ユーレイルグローバルパス(1等)とBooking.comを使い倒した旅でした。
ほぼ休みなく移動または観光する毎日(オランダ デンハーグで発熱してしまい1日ホテルで寝て静養した以外は)。
そりゃ熱も出るってもんです。もう若くないんだし(笑)。
でも間違いなく、私の人生における大きな財産になりました。
「ヨーロッパの旅」と聞いて人が想像するようなキラキラした優雅なものではなかったし
お金も時間も気持ちも、余裕がなく
出発前だけでなく旅の間も、不安や焦燥、戸惑い、プレッシャーの連続だったけれど…。
(まじで禿げるかと思ったよ)
6500枚ほど撮った写真を見返すと、我ながらよくやったと思います。
この旅を通して私が経験したこと、見たもの、感じたことを、このブログを読んでくださるみなさんにも共有したいと思います。

