ボールペンやホチキスなどのカタカナ語は、英語から来ているように見えますが実は違うってご存知でしたか。
日本語のカタカナ語には、和製英語もあれば、英語以外の言語から入ってきた言葉がたくさんあります。
この記事では、「英語っぽく聞こえるけど英語じゃない言葉」を集めてみました。
英語っぽく聞こえるけど本当は英語じゃないカタカナ言葉
日本語になっているカタカナ言葉の中には、英語では全く違う単語になったり、英語以外の言語から入ってきた言葉があります。それらは、そのまま英語っぽく(?)発音してみても通じません。
どんな言葉が「実は英語じゃない!」のか、見てみましょう。
※(米)は主にアメリカで使われている単語、(英)は主にイギリスで使われている単語を表しています。
英語っぽいけど英語じゃないカタカナ言葉
ボールペン:ball-point pen
シャープペン:mechanical pencil(米)propelling pencil(英)
ホチキス:stapler
シール:sticker (seal)
ハンカチ:handkerchief
ウェットティッシュ:wet wipe (wet tissueでも通じるが、ただの「濡れたティッシュ」のイメージ)
トランプ:(playing) cards
ダンボール:cardboard
ビニール袋:plastic bag
コンセント:outlet(米)(plug) socket(英)
(ネジなどを締める)ドライバー:screwdriver《プラスドライバーはcross(-head) screwdriver、マイナスドライバーは flat(-head) screwdriver》
キーホルダー:key chain/key ring
ノートパソコン:laptop (computer)
ストーブ:space heater(薪をくべて火を焚き部屋を暖める器具ならstoveでOK。石油や電気を使う場合はheater/space heater)
電子レンジ:micro-wave (oven)
フライパン:frying pan(frypanでも通じる地域がありますが、frying panの方が無難とのこと)
マグカップ:cup/mug(←どちらか一方の言葉だけで表現します。cupよりmugの方が大ぶりで厚みがあるイメージ。「ティーカップ」と「コーヒーマグ」と覚えると違いがわかりやすいかもしれません)
パン:bread
フライドポテト:french fries(米)、chips(英)
グリンピース:peas(発音はpiz[米]/pi:z[英]、「ピース」ではなく「ピーズ」ですね。グリーンもわざわざ言わないそうです)
ピーマン:green pepper/sweet pepper(パプリカはpaprikaまたはbell pepper)
キャベツ:cabbage(「キャベジ」という感じですね)
デコレーションケーキ:fancy cake/(really) pretty cakes/cake with a decoration
テイクアウト:(meals) to go(米)、takeaway food(英)
ビタミン:vitamine(「ヴァイタミン」という感じの発音)
ウイルス:virus(「ヴァイラス」という感じの発音)
アレルギー:allergy(「アレジー」という感じの発音で「ア」にアクセントがあります)
エール(声援):cheer
クレーム(苦情):complaint (「クレームを言う」は”make a complaint against something/someone”)
ナイーブ(繊細な):sensitive(「naive=ナイーヴ」は「世間知らず」「騙されやすい」「素朴な」などネガティブな響きが入るので注意)
テーマ:theme(発音は[θíːm]で「スィーム」に近い感じ。最初の[θ]はthの発音です)
(有名人の)サイン:autograph
(クレジットカードを使う時に書く署名の)サイン:signature
※英語でsignというと「標識」「看板」「記号↓」「合図」「掲示」などの意味になります。
(スポーツの見どころを集めた)ダイジェスト(版):highlights(通常、複数形)
アットマーク(@):at sign
レッテル(を貼る):label(←動詞としても名詞としても使えます。発音はラベルではなく「レイベル」に近いです)
(病院の)カルテ:medical record/clinical record(「カルテ」はドイツ語のKarteから)
アルバイト:part-time job(「アルバイトで働いている人」はpart-time worker)
サラリーマン:office worker(or men who work in an office)”office worker”というと「事務職員」のように聞こえるかもしれません。日本語の「サラリーマン」は「会社員」を指すので”company employee”や”a male worker who is in receipt of a salary”などが正確かも)
ガードマン:(security) guard
マンション:apartment/condo(minium)(米)、flat(英)
ビル:building
スーパー:supermarket, grocery store
(ホテルの)フロント:front desk/hotel reception
ガソリンスタンド:gas station(米)、petrol station(英)
ジェットコースター:roller coaster
(スキー場の)ゲレンデ:(ski) slope
モーニングコール:wake-up call
アンケート:questionnaire
ベビーカー: stroller/pushchair/baby carriage
(自動車の)ハンドル:(steering) wheel
フロントガラス:windshield
バックミラー:rearview mirror
クラクション:horn
サイドブレーキ:parking brake(米)、handbrake(英)
アクセル:accelerator
(自転車の)サドル:bicycle seat (saddleには「鞍」という意味があります)
(自転車やバイクを停めておくときに倒れないようにする)スタンド:kickstand
カンニング:cheat/cheating
(スポーツの試合の)スタメン:starter (スターティングメンバ―は和製英語)
SNS:social media (アメリカ人のオンライン英会話教師いわく「SNSでもネイティブは理解できるけど、”social media”ということが多いよ」)
まとまりのない記事になってしまいましたが、ご参考になれば幸いです。
また他にも思いついたら、書き足していきます。
※もし間違いがございましたら、どうぞご指摘ください。