TOEICを受けたい難聴の方へ-TOEIC L&Rの受験の際はプライオリティサポートを申し込もう

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TOEIC S&W/L&R

耳の聴こえが悪くても、TOEICを受験したい!高スコアを取りたい!

そう思う人も多いでしょう。

私も子供の頃から耳の聴こえが悪く、日本語での会話でも聞き返すことが多い難聴者です(2019年に障害者手帳取得)。

一方、英語が好きで、TOEICでは高スコアを取ることを何年も目標にし、英語学習を習慣化しています。

しかし耳の聴こえが悪いと、TOEIC L&Rの受験会場でリスニングの試験を受ける時、実力を正確に測れません。

試験官が話す日本語でさえ聴き取れないことがあるのですから。

会場の後方に割り当てられた時は、試験開始前から絶望感に襲われていました…。

そんな私も2014年、プライオリティサポートという制度の存在を知り、以来、ずっとお世話になっています。

プライオリティサポートを受ける前(5月)に比べ、初めてプライオリティサポートを受けた回(10月)では、リスニングのスコアはなんと120も上がったのです(2014年5月260→2014年10月380。)。

この記事では耳の聴こえが悪い人を対象に、プライオリティサポートでTOEICを受験する際の手続きについて説明します。

2026年8月追記:私が初めてプライオリティサポートを利用したときから、すでに10年以上が経ちました。この記事に書いた情報も、変わっていくと思いますので、最新情報をご確認くださいますようお願いします。

難聴なので2014年からプライオリティサポートでTOEIC受験

私は耳が悪く、日本語での会話でも時々ついていけません。相手が2名以上かつ話が盛り上がってくるともう何を言っているのか、よくわからなくなります。

感音性難聴といって、音は聞こえても言葉が言葉として認識できないと言われています。

また、500Hzあたりまでの低い音はほぼ正常に聞こえますが、常に耳鳴りがしているため、高い音域(電子音、虫の鳴き声など)になると聞こえません。

どのくらい悪いかというと「聴力障害者手帳をもらえる一歩手前」くらいな感じです。数年前、耳鼻科で聴力検査をし、先生が結果を見て「これでは、ちょっと(申請のための診断書は)出してあげられないなぁ」と言われるくらいの微妙なところにいます(もしかすると今は加齢により進行して、対象範囲にリーチしているかもしれません^^;)。専門的な数値でいうと2014年時点で、平均聴力が4分法で右65.0dB、左70.0dBでした(数字の意味が、いまひとつ自分自身でよくわかっていません。これより後に検査をした時は、また少し低下していました)。

(2019年7月に聴力検査を受けた結果、聴覚障害6級に該当したため、障害者手帳を交付していただきました)

そんな私ですが、TOEICは2014年からは毎年、プライオリティサポートを受けてTOEICを受験しています。

最初にプライオリティサポートを受けた時は、障害者手帳をまだ持っていませんでした。

プライオリティサポートとは

視覚、聴覚、その他、健康上の理由によりサポートが必要な場合、事前に申し込むことでTOEIC受験の際に配慮いただける「プライオリティサポート」という制度があります。

障がいまたは健康上の理由により個別の配慮が必要な方は、プライオリティサポートのご依頼をいただくことで、ご希望に沿った受験環境を可能な範囲でご用意いたします。

TOEIC公式HPプライオリティサポートについて

私の場合、このうち「聴覚 2」のサポートを受けさせていただいています(リスニングテストをイヤホンを使用して受験)。

依頼するサポートの種類等によっても依頼方法が異なるので、実際に利用される場合は、公式の案内ページをご確認ください。

ちなみに、S&W(スピーキング/ライティング)テストの方は、もともとヘッドセットを装着して受験するので、プライオリティサポートは申し込んでいません。

TOEIC L&R受験でプライオリティサポートを受ける手順

プライオリティサポートを受けるための具体的な手順は、IIBCの「プライオリティサポート依頼の流れ」で説明されています。

公式HPに掲載されている依頼の流れは以下のとおり。

プライオリティサポート依頼の流れ(初めての場合)
  1. プライオリティサポート「希望する」を選択し、公開テスト申込
  2. プライオリティサポート受付期間内に、プライオリティサポート依頼フォームでサポート依頼と証明書類の提出をする
  3. プライオリティサポートに関する受験案内メールが届く

プライオリティサポートを受けるために必要な証明書類は、以下のとおりです。

提出する証明書類
  • 以下1~4のうちいずれか1点を用意

    1. 障害者手帳(氏名、等級、障害内容、有効期限等が確認できるページ)
    2. その他手帳
    3. 医師の診断書
    4. IIBCが認める上記以外の証明書
    • 証明書類の有効期限は、発行日から2年間です。障害者手帳等の有効期限は、手帳等の定めに準じます。
    • 試験当日に有効な証明書類をご提出ください。
    • 証明書類には、受験者名、発行日、発行元、発行元印(手帳は除く)、疾患名(症状)の記載が必要です。
    • 依頼に必要のない情報は、見えないように隠して提出してください。
    • 以下の場合は証明書類の再提出が必要となります。
      ・書類の有効期限が過ぎた場合
      ・前回のプライオリティサポート受験から2年以上経過している場合

障害者手帳がない場合は、診断書が必要|有効期限に注意

私の場合は2014年当時は、障害者手帳を頂くにはちょっと足りない(という言い方もかなり変ですが)難聴具合だったので、病院で診断書をもらってきました。

診断書に何と書いてもらうかは決まっていないので、

「両難聴のため、リスニング試験ではイヤホンが必要である」

というような一文を医師に書いていただき、聴力検査結果のオージオグラムとともに郵送しました。

その後、2015年にも同じようにプライオリティサポートをお願いしたところ、診断書が再度、必要だと言われてしまいました。

2026年8月時点では、証明書類の有効期限は、発行日より2年以内となっているようです。

私が最初に利用した時の有効期限は1年だったので、しかたなくもう一度、耳鼻科に行き、検査を受け診断書も頂いてきました。

しかし毎回、病院に行って診察検査と診断書を頂くとなると時間も費用も大変なので、2回目の時に、「症状に継続性がある」つまり治らないものであるという旨の一文も書いていただき、依頼書と証明書類は必要なくなりました。

ただし、公開テストを申し込む時の画面では、毎回、プライオリティサポート希望欄を入力します。

2年間プライオリティサポートを利用しないと、書類の再提出が必要になるそうです。

私は2019年に障害者手帳を取得したため、証明書類の提出は不要になりました。

障害者手帳の場合は有効期限がありません。

TOEIC受験当日は【イヤホン】を忘れずに

一般受験と何が違うかというと、プライオリティサポート受験者だけの部屋でテストを受けます。

毎回、キャパシティ15人くらいの小さめの教室で、受験者はだいたい2~6人くらいです。

それに対し係官の方も2~4人と多めで、受験者と係官の方がほぼ同数くらいのイメージです。

1~3人に1台のラジカセが机に置いてあり、それにイヤホンまたはヘッドホンのプラグを差して受験します。

テスト開始前に音量の調整をしますが、その際、係官の方も、分岐ケーブル(と呼ぶのでしょうか)にイヤホンを差して、一緒に聞き、音の大きさを確認します。

ひとりひとり聴こえの状態は違うので、試験官がつまみを回してボリュームを調整します。各受験者は、サンプル音声を聞いて、「上げてほしい」、「下げてほしい」と手で合図し、ちょうどよい大きさの音にします。

今まで1度だけ、CDの動作不良で、数分、音声が乱れてテストを中断し、後からその部分だけ、やり直したことがありました。

TOEICで高スコアを狙っている方には分かっていただけると思いますが、リスニングテストはリズムや先読みなど全体の流れも大切です。

なので、CDの不調によりそのリズムが崩れてしまうと、そこだけ後でやり直しても、通して受験したのとは成績は違ってくるので、とても残念でした。

しかしながら、耳が悪くてもイヤホンを使って受験できるのはありがたいことだなと実感しています。

2026年8月追記:

私が初めてプライオリティサポートを利用した2014年と比べると、最近は、プライオリティサポートの利用者が増えたように感じます。

障害者手帳の交付を受けていない場合は、医師の診断書などが必要になるため、少しハードルが高いですが、まずはお問い合わせしてみましょう。