英語で話す力と書く力をテストするTOEICスピーキングテスト/ライティング(S&W)テスト。
TOEIC L&Rほどメジャーではありませんが、2006年のテスト開始以降、受験者数は年々、増加しています(2019年度は新型コロナウイルス感染症の影響により、前年度より微減)。
私はこれまで4回受験し、2019年のスコアはスピーキング140点、ライティング190点でした(TOEIC S&Wはそれぞれ200点満点)。
TOEIC L&Rテストより受験料が高い(税込10450円:2020年9月時点)ので、できれば少ない受験回数で高スコアをとりたいところ。
この記事では、TOEICスピーキングテスト/ライティングテストの4つ目のパート「提示された情報に基づく応答問題」の答え方のコツ・高スコアの条件などを解説します。
※2019年12月までの受験体験および公式ホームページ等を参考に記事執筆しております。試験内容は変更する場合がありますのでご了承ください。
TOEIC S&Wテスト対策はオンライン英会話のレッスンで!
私は2017年11月頃からオンライン英会話のレッスンなどでスピーキングの練習を始めました。
その頃は仕事で英語を読んだり書いたりしていたものの、話そうとするとうまく言葉が出てこない状態でした。
やはり「話す」のには練習が必要なんだと実感。
日本語でもしばらく人と喋らない状態が続くと、言いたいことがすんなり出てこなくなります。ましてや英語なら、口と頭を使わないことにはうまく話せるようにならない。
私は最初はEFイングリッシュライブ、2019年1月からはDMM英会話を始めました。
どちらもネイティブ講師のレッスンを格安で受けられるところが気に入っています。
グループレッスンでもいいから長時間、レッスンを受けたい人にはEFイングリッシュライブ、マンツーマンでレッスンを受けたい人にはDMM英会話がおすすめです。
「EFイングリッシュライブとDMM英会話の比較」についてはこちら▼の記事をご覧ください。
2017年12月に初めて受けたTOEIC S&Wテストはスピーキング120点、ライティング160点でした。
その後オンライン英会話のレッスンを受け、2019年2月のテストでは冒頭でお話したとおりS:140点、W:190点とどちらもスコアを伸ばすことができました。
リスニングとリーディングは教材を使ってひとりで黙々と取り組んでも学習効果は上げられます。
しかしスピーキングとライティングはそういうわけにはいきません。
直してくれる相手がいる方がはるかに効率が良くスキルを向上できます。
TOEIC S&Wテスト「提示された情報に基づく応答問題」答え方のコツ・高スコアのポイント
そんなわけで私はTOEIC S&Wテスト前は、主に、DMM英会話のプラスネイティブプランでSpeakingの練習をしました。
レッスンで教材に使ったのはこちら▼
ひととおり、この▲教材が終わったので、先生からのアドバイスや公式ガイド▼等から、各Questionごとの答え方、取り組み方をまとめました。
この記事では4番目のパート「提示された情報に基づく応答問題」について解説します。
スピーキングテスト「提示された情報に基づく応答問題」の概要・高スコアの条件
問題は以下のように進みます。
1.画面上に表示された資料(セミナーの日程や旅行スケジュールなど)に、45秒間、目を通す。
2.ナレーターが話をしてから最初の質問をし、ビープ音が鳴る。
3.質問に15秒で答える。
4.ナレーターが次の質問をする。
5.ビープ音の後、15秒で答える。
6.ナレーターが最後の質問を2回読む。
7.30秒で答える。
画面に表示される情報はこんな感じ▼
1つ目の設問が始まった後は準備時間はなく、3問続けて返答していきます。
1問目と2問目は、資料に関する内容について「誰が、いつ、どこで、何のために」といった内容について質問されます。
3問目は、複数の行事や情報について読み取った内容を要約して答える必要があります。
公式ガイドに載っているポイントは以下のような点です。
1.日常または職場での会話を、適切な表現を使って行えるか。
2.予定についてある情報を求められたとき、それに素早く正確に答えられるか。
TOEICスピーキングテスト/ライティングテスト公式ガイドより
高スコアを撮るための条件は以下のとおり。
1.設問の指示(Directions)に従うこと。
2.できるだけ自然に話すこと。
TOEICスピーキングテスト/ライティングテスト公式ガイドより
「提示された情報に基づく応答問題」で高スコアを取る方法
提示される資料は、ずっと表示されているので見ながら解答できます。
しかし、3つの設問は文字ではなく音声のみ。
そのため、何を聞かれているかをきちんと把握するリスニング力が必要です。
また提示された資料から、質問されている内容に沿った情報をピックアップして答えるので、リーディング力も必要になってきます。
「必要な情報を読み取る」というこの感じは、TOEIC R&LのPart 7に似たところがありますね。
提示される資料は、セミナーの時間割、旅行日程、イベントスケジュールなど。
質問はイベントや旅行日程についての「お問い合わせ」という設定が大半です。
そのため質問は、その内容に関する事柄などで以下のような文が多い傾向です。
質問は唐突に疑問文で始まるのではなく、はじめに相手の事情(「出席しようと思っている」「○○の時間は都合が悪い」など)が最初に語られます。
相手が何を知りたがっているか、どんな情報を把握しているかを聴き取りましょう。
レッスンでやった模擬テストでは、たいてい、質問の内容が間違っていたので(笑)、まず
「I am afraid that you’ve got the wrong information.」
などと言ってから、正しい情報を伝えることが多かったです。
※この文▲は、DMM英会話のレッスンで先生がチャットボックスに書いてくださったsample answerからコピペしたのですが、gotになっていますね。gottenではなく。見直してみましたが、別の先生もgotとなっていました。調べてみると、「持っている」という意味ではhave gotを使う方が自然なようです。
お問い合わせに答える設定なので、Yes/Noで答えられる質問には、まずYesかNoかを明確に伝え、補足情報を付け加えます。
きちんとコミュニケーションをとれることが重要です。
お問い合わせの場面で使われそうな表現、例えば以下のような表現を言えるように練習しておくとよいようですよ。
また、応答問題Respond to Questionsと同じく、相手の質問を部分的にリピートするまたは同じ内容を別の言葉で言い換えるのも効果的。
あなたが質問を理解していることを示せますし、スムーズに答えるヒントになります。
上述の「公式ガイド」の他、「TOEIC公式テストの解説と練習問題」も少し古いのですが、目を通しておくと参考になるでしょう。
TOEIC S&Wテスト対策・各パートまとめのご案内
TOEIC S&Wテスト対策については、TOEIC S&Wスピーキング・ライティングテスト対策まとめ【試験前の勉強のしかた・高スコアを取れる答え方のコツ】でもまとめていますので、よろしかったらご覧ください。
また上述のとおりDMM英会話で教材として使ったのは、韓国タラグォン社の「TOEICスピーキングテスト リアル模試」です。←クリックするとDMM英会話の教材ページが開きます。
レッスン1と2は、教材の内容も公開されていますよ。
パートごとの答え方のコツは以下の記事もどうぞご覧ください。
TOEIC S&Wテスト・1番目のパート「音読問題」の答え方のコツはこちら▼
TOEIC S&Wテスト・2番目のパート「写真描写問題」答え方のコツはこちら▼
TOEIC S&Wテスト・3番目のパート「応答問題」答え方のコツはこちら▼
TOEIC S&Wテスト・5番目のパート「解決策を提案する問題」答え方のコツはこちら▼ このパートは、なくなりました。
TOEIC S&Wテスト・5番目のパート「意見を述べる問題」答え方のコツはこちら▼
TOEIC S&Wテストのライティングパート答え方のコツはこちら▼
TOEIC S&Wテストを受験した体験レポも書いています▼
では!