TOEICスピーキングライティング(S&W)テストは英語を話す力と書く力を測るテストです。
TOEIC S&Wテストはスピーキングテスト(約20分)とライティングテスト(約60分)に分かれています。
私は2019年12月までに4回、TOEIC S&Wテストを受験しました。
ちなみに私の2019年2月受験のスコアはこちら▼
スピーキング140点 ><; (まだまだです…)ライティングは190点(TOEIC S&Wは200点満点)
この記事では、TOEIC S&Wテストの「意見を述べる問題」の答え方、高スコアを取るコツを解説します。
※「目次」▼を開くと、見たいところにジャンプできます。
※2019年12月までの受験体験および公式ホームページ等を参考に記事執筆しております。試験内容は変更する場合がありますのでご了承ください。
TOEICスピーキングテスト「意見を述べる問題Express an Opinion」答え方のコツ・高スコアのポイント
TOEIC S&Wに向けて、私はDMM英会話のプラスネイティブプランで1ヶ月ほどSpeakingの練習をしました。
DMM英会話のレッスンで教材に使ったのはこちら▼
ひととおり、この▲教材が終わったので、先生からのアドバイスや公式ガイド▼等から、各Questionごとの答え方、取り組み方をまとめています。
TOEIC S&Wテストは以下のようなパートに分かれています。
この記事は、スピーキングテスト最後のセクションとなる5番目のパート「意見を述べる問題」についてです。
スピーキングテスト「意見を述べる問題」の概要・高スコアの条件
TOEIC S&Wテストのスピーキングパート5番目の「意見を述べる問題」は、設問を聞いて、それに対する自分の意見を述べる問題です。
セクションが始まって表示されるのはこのような画面▼です。(IIBC TOEIC S&Wサンプルテストより)
何らかの話題に対して「賛成か反対か」あるいは「(2つの意見を提示され)どちらの意見により賛成か」を尋ねられます。
自分の意見を、はっきり論理的にわかりやすく説明することが課題です。
準備時間は45秒で、答える時の制限時間は60秒です。
設問は英文で表示され音声でも流れます。
公式ガイドに載っている「課題内容」は以下のとおりです(太字は筆者)。
提示されたテーマについて自分の意見とその理由を述べる問題。テーマは身近な話題で、複数の意見が考えられるような内容です。テーマを読み上げる音声が流れ、パソコンの画面にもテーマが表示されます。
TOEICスピーキングテスト/ライティングテスト公式ガイドより
公式ガイドに載っている解答のポイントは以下の2点です。
1.自分の意見や、賛成、反対のどちらの立場であるかを明らかにできるか。
2.上記1.の理由や論拠、例を、テーマにふさわしい内容かつ、わかりやすくまとめて話せるか。
TOEICスピーキングテスト/ライティングテスト公式ガイドより
高スコアの条件は、以下の2点です。
1.テーマを正しくつかむこと。
2.自分の意見を理由とともに提示すること。
TOEICスピーキングテスト/ライティングテスト公式ガイドより
スピーキングテスト「意見を述べる問題」で高スコアを取るコツ
採点ポイントは以下の7つが挙げられています。(TOEICスピーキングテスト/ライティングテスト公式ガイドより)
この前のセクション「解決策を提案する問題」と同じですね。
解答の際の注意点として、DMM英会話のレッスンで習ったことや公式ガイド等に載っていることからまとめると、以下のようになります。
論理展開を意識して意見を述べるのが高スコアのコツ「PREP法」
ライティングテストにも「意見を述べる問題」がありますが、スピーキング・ライティングに共通して言えるポイントがあります。
それは「論理展開のしかた」。
相手が理解しやすい順番で話を進め、納得してもらえる理由や例を盛り込むということですね。
こうした論理展開の仕方を組み立てるにはフレームワークを意識するとやりやすくなります。
フレームワークに沿って話を進めると、流れがスムーズになります。
つまり意見を述べる問題では、
「何を」
「どんな順番で」
「どのように」
伝えるかという『文章全体の構造(=フレームワーク)』を意識して話す内容を組み立てましょう。
そうすると自分も短時間で考えをまとめるのが楽になり、受け手にとっても理解しやすい文章になります。
代表的なフレームワークは「PREP法」です。
PREP法はプレゼンや論文などで、広く使われているフレームワーク。ぜひ身につけましょう。
具体的には以下のような順番で話し(書き)ます。
「意見を述べる問題」ではPREP法に従った順番で、文章を組み立てていきます。
上述のとおり、これはスピーキングテストでもライティングテストでも同じ。
「理由」とその「例」はそれぞれ2~3つくらい挙げられるのがベストでしょう。
意見の内容で評価されることはありません。
自分の意見をどれだけはっきり表明できるか、その意見を持つ理由をしっかり順序だてて説明できることが大事です。
自分の意見を述べる時に使えるフレーズ例
意見を述べ始める導入部に使えるフレーズは以下のようなものがあります。
理由を列挙する際には、以下のようなフレーズを使うと、理路整然とさせるのに便利です。
- Fist of all,/Firstly(まず/第一に)
- Secondly,(第二に)
- Finally,(最後に)
このほか、別記事〈TOEIC S&Wテスト「意見を述べる問題」に使える【英語で意見を言う表現】賛成・反対・「~だと思う」〉でも、使える表現を紹介しています。
普段からできるスピーキングテスト「意見を述べる問題」対策・練習
スピーキングテスト「意見を述べる問題」では、60秒間、自分の意見を話すことになります。
60秒って、けっこう長く、そして短いです。
日ごろからできる訓練には以下のようなものがあります。
日本人は「意見を言う」という言葉の響きにすら、若干のネガティブな印象を持ちがちです。
「空気を読んで黙っとく」とか「意見=文句」のような。
しかし日本社会ではそうだとしても、英語で話す時は人格が変わっていいのです。
語学の達人には、話す言語によってキャラクターが変わる人っています。
英語で話している時は、「意見を言わない=理解していない/自立していない/関心・意思がない」と取られてしまう危険性もあります。臆せず、意見を述べましょう。
スピーキングテスト対策は「毎日話せる」DMM英会話がおすすめ
テストで自分の意見を言えるようになるには練習が大事です。
TOEIC L&Rテストと同様、S&Wテストも場数を踏むことで鍛えられる部分があります。
私はDMM英会話で練習をしました。DMM英会話には豊富な教材がありますが、Daily Newsが「意見を述べる問題」対策に特におすすめです!
各記事について、内容を確認し、意見を聞かれたりディスカッションをしたりといったメニューになっています。
毎日25分でも、英語で誰かとディスカッションするのはよいトレーニングになりますよ。
自分が意見を言う練習としてもおすすめですが、1対1のオンラインレッスンなので、先生も自分の意見を言ってくれることが多いです。
体験レッスンもあるので、ぜひ試してみてください♪
最後に。
公式ガイドで、こんな文章を見つけました。
「意見を述べる問題」は、TOEICスピーキングテストの中で最も難しい問題です。最初からうまくできなくても落ち込まないでください。
感涙。
TOEIC S&Wテスト対策・各パートまとめのご案内
TOEIC S&Wテスト対策については、TOEIC S&Wスピーキング・ライティングテスト対策まとめ【試験前の勉強のしかた・高スコアを取れる答え方のコツ】でもまとめています。ぜひご覧ください。
また上述のとおりDMM英会話で教材として使ったのは、韓国タラグォン社の「TOEICスピーキングテスト リアル模試」です。←クリックするとDMM英会話の教材ページが開きます。
レッスン1と2は、教材の内容も公開されていますよ。
パートごとの答え方のコツは以下の記事もどうぞご覧ください。
TOEIC S&Wテスト・1番目のパート「音読問題」の答え方のコツはこちら▼
TOEIC S&Wテスト・2番目のパート「写真描写問題」答え方のコツはこちら▼
TOEIC S&Wテスト・3番目のパート「応答問題」答え方のコツはこちら▼
TOEIC S&Wテスト・4番目のパート「提示された情報に基づく応答問題」答え方のコツはこちら▼
TOEIC S&Wテスト・5番目のパート「解決策を提案する問題」答え方のコツはこちら▼このパートは、なくなりました。
TOEIC S&Wテストのライティングパート答え方のコツはこちら▼
TOEIC S&Wテストを受験した体験レポも書いています▼