あなたは、なかなか取り掛かれない人?
宿題や仕事、何かの課題に対して、やらなければいけないとわかっているのに、なかなか取り組めず、先延ばしにする人のことを英語ではプロクラスティネーター(Procrastinator)といいます。
なかなか聞き慣れない言葉ですね。
試しにGoogleのキーワードプランナーで「プロクラスティネーター」を見てみると月間検索ボリューム「10~100」、Google検索結果は約18700件です(2019年6月12日現在)。
ほぼ検索されないという…。
しかし、キーワードを英語のProcrastinatorにすると、月間検索ボリュームは1000~1万、検索結果は約5,360,000件と出ます。
※キーワードプランナーの使い方がイマイチわかっていません。また英語の方が検索結果が多いのは当然なので、もし変なことを言っていたら、ご容赦ください。
さてこれは何を意味するのでしょう。
英語では「先延ばしをする人」という概念がすでに定着しているということ?
そうかもしれません。
では、日本人は先延ばしをしない?
いや、それは違うでしょう。
日本人にだって先延ばしする人はいます。
現に私がそうです(時と場合によりますが)。
あなたはいかがですか?
先延ばしをする人の心理
以前、TEDでTim Urbanさんという方のプレゼンを見ました(お勧めです)。
YouTubeの埋め込みがうまくいかないので、よろしければTEDのHPからご覧ください。
上述のとおり私もどちらかというと、プロクラスティネーター寄りです。
やらなければいけないとわかっているのに、なぜ、すぐやらないのか。
私が思うに、それは恐らく「成功体験があるから」です。
課題や何かの提出期限ギリギリになって、焦ってやりながら「ああ、もっと早く取り組めばよかった」と後悔する。
でも意外にできちゃうんですよね、期限までに。
なんなら火事場の馬鹿力的に、普段より冴えたものができたりする…。
そんな成功体験の記憶があるために、また次の時も同じように「まだ大丈夫」と先延ばしにしてしまうという繰り返し。
あなたにはそういう経験ありませんか?
これは、Timさん言うところのPanic Monsterが現れるからですね。
脳に負荷がかかるおかげで、「まだ時間がある」と思っていた時には出ないような集中力で課題に取り組めます。
でもPanic Monsterが現れてくれるのは、締め切りがある課題の時だけです。
締め切りがPanic Monsterを発動させ、そのおかげで危機感を持てるのですね。
締切なしの課題にいつ取り組むか?人生の時間は限られている
問題は、締切なしの「課題」です。
Timさんがプレゼンの中で話している通り、締め切りのない課題は、先延ばしをすることによる弊害が目に見えにくいのに、先延ばしをしたことによって自分が払うことになる代償は深刻になります。
仕事関係、人間関係、健康管理、etc。
やらなければいけないと、頭の中で思っているのに、動き始めないまま時間が過ぎてしまったら…。
誰も責めないかもしれないけど、いつか自分自身に苛まれます。
Timさんがプレゼンの最後で見せてくれたカレンダー(1週間をひとつのマス□に見立てて、90年分並べたカレンダー)を見てみましょう。
そして自分が、どのくらいのマスをすでに消費してしまったかを。
もうひとつ大切なことは
「あなたの人生に、いくつのマスが残されているか、誰にもわからない」
ということ。
私も50代になりました。
まだ残されているマスと、すでに塗りつぶしてきたマスの数を比べると、残されているマスの方が少ないでしょう。
日々、後悔のないよう過ごそうと心がけていても、無性に焦ったり不安になったりします。
でもたぶんその焦りや不安は、自分が動くことでしか消えないものなんだろうなと思っています。
時計の針はいつも変わらぬ速さで動いていて、決して待ってはくれません。自戒を込めて言います。
行動しましょう。
今日の記事、「あー、今日、まだブログ書いてない!どうしよう。ネタがまとまらない。○○について書くには時間がないし、でも毎日更新は続けたいし…。どうも先延ばししちゃうんだよなぁ…、もうー。先延ばし…。はっ!「先延ばしする人」について書こう!」という流れで思いつきました。これも一つの成功体験?(おい!)