【メディカル翻訳】医学専門用語英単語の解剖学・臓器系の接頭辞

当サイトではアフィリエイト広告を利用して商品を紹介しています。
当サイトではアフィリエイト広告を利用して商品を紹介しています。
翻訳

医学薬学系の英単語は難しく見えますね。

例えば、白血球は英語で「White blood cell(WBC)」といいます。

しかしメディカル専門用語として「Leukocyte」も白血球を表す単語。

この「Leukocyte」の「Leuko-」は古代ギリシャ語で「白」を表す「leukos(Λεῦκος)」に由来します。そして「-cyte」は「細胞」(ギリシャ語の「入れ物」「器」などを表す「kýtos (κύτος)」から)。

つまり「Leukocyte」は「Leuko(白い)+cyte(入れ物)」で成り立つ言葉なのです。

医学文書やメディカル実務では、こうした一見、難解な単語が頻出します。

しかし部品となる「接頭辞」や「接尾辞」と顔なじみになっておけば、初見でもイメージが浮かんでくるようになるでしょう。

私事で恐縮ですが、実は私は、40代の終わりにメディカル翻訳を学習し始めました。

医学のバックグランドがあったわけではなかったため、覚えることは山ほどあり…。

こうした「接頭辞/接尾辞」についての知識は、学習を効率化するために有効でした。

ちなみに私がおすすめする翻訳学校は「フェロー・アカデミー」。これまで6つの翻訳講座を受講したうち、2講座はフェロー・アカデミーの講座でした。

50手前の未経験者が翻訳を仕事にするために受講した経緯は「未経験でも就職できた【医療メディカル翻訳おすすめ講座】在宅ワークを目指す人にも!」で書いています。

COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の影響を受け、フェロー・アカデミーでは、2021年から通学講座にオンライン講座が増えています。

オンライン講座は、通信講座と通学講座のいいとこどり!

(私が受講した時もあったらよかったのにw)

在宅で働くこともできる「翻訳」という仕事に興味のある方は、ぜひこちら▼から無料の資料請求をしてみてください。

では、医学専門用語の「部品」となる、臓器や解剖学に関連する「接頭辞」を見ていきましょう!

メディカル分野の英単語を増やす接頭辞【解剖学編】

本記事では、【解剖学・臓器に関する接頭辞】の主なものをまとめます。

※「【症状・疾患に関する接頭辞】と【接尾辞】まとめ」もあわせてご覧ください。

解剖学・臓器に関する単語の接頭辞

Prefixes:接頭辞意味
acro-先端、末端acrocyanosis(先端チアノーゼ)
adeno-adenocarcinoma (腺癌)、adenohypophysis(腺下垂体)
adreno-副腎adrenocorticotropic(副腎皮質刺激性の)
angio-血管angiography(血管造影)
ante-前の、前にanterior(前方の、腹側の)
arthro-関節arthrosis(関節症)
astro-星状astrocyte(星状細胞)
bi-二、両bilateral(両側性)
blepharo-眼瞼blepharoptosis(眼瞼下垂)
brachio-腕のbrachiocephalic(腕頭の)
blemm(o)-粘液blennoid(粘液様の)
bronchi-,broncho-気管bronchitis(気管支炎)
cardio-心臓cardiomegaly(心肥大)
cephal(o)-頭、頭部cephalalgia(頭痛)
cerebr(o)-大脳cerebrum(大脳)
chol(e)-cholelithasis(胆石症)
chondr(o)-軟骨chondrosis(軟骨症)
contra-反対、逆contralateral(反対側性の)
cranio-頭蓋craniocele(頭蓋瘤)
cut(i)-皮膚cutaneous(皮膚の)
cysto-嚢、膀胱cystolithiasis(膀胱結石症)、cystoma(嚢腫)
cyto-細胞cytodiagnosis(細胞診)
dacryo-涙、涙腺dacryoadenitis(涙腺炎)
derma-,dermo-皮膚dermatitis(皮膚炎)
dextro-dextrocardia(右胸心、右心症)
duoden-12duodenum(十二指腸)
encephalo-encephalopathy(脳症、脳障害)
endo-内部、内endoscope(内視鏡)、endothelium(内皮)
entero-enterogastritis(胃腸炎)
epi-上、上方epiderm(表皮)、epipharynx(上咽頭)
erythro-erythrocyte(赤血球)
esophago-食道esophagoscopy(食道鏡検査)
eu-正常、良好eupnea(正常呼吸)
ex-, exo-外、外部exogenous(外因性の)
extra-外側extracardiac(心臓外の)
fibro-線維fibrosis(線維症)
gastro-gastroptosis(胃下垂)
gingiv(o)-歯肉gingivalgia(歯肉痛)
hemato-, hemo-血液hematology(血液学)
hemi-半分、片側hemiatrophy(片側萎縮)
hepato-hepatology(肝臓学)
hidr(o)-汗、汗腺hidropoietic(発汗の)、hidradenitis(汗腺炎)
homo-homogeneity(均質性)
hyster(o)-子宮hysteromyoma(子宮筋腫)、
infra-下方、下infraclavicular(鎖骨下の)
inter-間、中間intercellular(細胞間の)
intra-内、内部intracardiac(心臓内の)
lacrim-涙、涙管lacrimal(涙液の)
lacti-, lacto-lactose(乳糖)
laparo-腹、側腹laparoscope(腹腔鏡)
laryng(o)-喉頭laryngitis(喉頭炎)
leuco-, leuko-leukocyte/leucocyte(白血球)
macro-巨大macrophage(大食細胞)
mamm(o)-胸、乳腺mammography(マンモグラフィ)
mast(o)-乳房、乳腺mastopathy/mastopathia(乳腺症)
maxill(o)-上顎骨maxillary(上顎の、上顎骨の)
mega-巨大megakaryocyte(巨核球)
micro-微小microscope(顕微鏡)
multi-多、多数multicellular(多細胞の)
my-, myo-筋肉myalgia(筋肉痛)
neo-neocortex(新皮質)
nephro-腎臓nephrolithiasis(腎[結]石症)
neuro-神経neurosis(神経症)
neutro-中性neutrophil(好中球)
ophthalm(o)-ophthalmology(眼科)
ortho-正常orthotic(矯正の)
osteo-osteoporosis(骨粗鬆症)
oto-otoscope(耳鏡)
pan-全、汎pancytopenia(汎血球減少症)
para-傍、対、副、疑似parathyroid(副甲状腺)
per-通してpercutaneous(経皮)
peri-周囲、周辺perivascular(血管周囲)
pneuma-, pneumato, pneumo-, pneumono-空気、肺pneumonia(肺炎)、
poly-多数polyuria(多尿症)
retro-後方retrocardiac(心臓後方の)
rhino-rhinitis(鼻炎)
sterno-胸骨sternum(胸骨)
steth(o)-胸部stethalgia(胸痛)
stomat(o)-stomatitis(口内炎)
sub-下、亜、下方suboccipital(後頭下)、subarachnoidal(くも膜下)
supra-上方suprascapular(肩甲上の)
thorac(o)-胸部のthoracentesis(胸腔穿刺)
thym-胸腺thymoma(胸腺腫)
thyro-甲状腺thyroadenitis(甲状腺炎)
trache(o)-気管tracheobronchial(気管気管支の)
uretero-尿管ureterorrhagia(尿管出血)
urethro-尿道urethrography(尿道造影)
uro-尿urolithiasis(尿路結石)
vaso-血管vasospasm(血管痙攣)
xantho-xanthosis(黄変症)

以上、器官、臓器、解剖学に関連する接頭辞の主なものを挙げてみました。

Webサイトの他、参考にした書籍はこちらです。


こちら▼は英語で臨床英文を書く時の参考にもなります。

メディカル翻訳に取り組む際には、こうした書籍は辞書的に使うものとするのがいいでしょう。

メディカル翻訳を学ぶならフェロー・アカデミー!

冒頭でもお伝えしましたが、私は50歳になる少し前に翻訳を主業務とする仕事に就きました。

医学薬学を大学で学んだわけでもないのに、医療翻訳で仕事をするようになり、最初の1年の年収は320万円超に!

それから約5年後の今(2021年)では、外資系の製薬企業に正社員として勤めています。

製薬業界は全く未経験だった私が、英語を武器に就職するために役立ったのが翻訳講座です。

なかでもフェロー・アカデミーの講座は、メディカルだけでなく幅広いジャンル・分野の翻訳を学べておすすめ!

\\クリックして無料の資料請求//

実務・出版・映像の翻訳3大ジャンルを学べる講座が、基礎からマスターまで豊富に用意されています。

私はまず「実務翻訳<ベータ>速習コース」を受講したよ!

就職後にさらに難易度の高い「マスターコース(メディカル)」も!

講座の種類や分野が非常に幅広いので、まずは資料請求をしてみるのがおすすめ!

生涯、続けられる「翻訳」という仕事の入り口を、ぜひ覗いてみてください。

タイトルとURLをコピーしました