TOEICにはスピーキングとライティングのテストもあります。
それがTOEIC S&Wテスト。
英語の勉強をしていたら、読んで聴ければいいというわけではないですよね。
話して書くアウトプットも必要です。
2018年の終わりからスピーキングの練習をしている私も受験してきました。
TOEIC L&Rとの違いとともにレポートします。
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TOEIC スピーキング/ライティングテスト本番2回目の日(2019年2月)
2度目のTOEIC Speaking and Writing Tests(S&W)を、本日(2019年2月17日)受験してきました。
こちら▼でもTOEICスピーキングライティングテストについて書いています。
本記事は、TOEC S&Wテスト2回目の受験体験レポです。
ちなみにリスニング/リーディングテスト(L&R)と違い、TOEIC S&Wは、受験申し込みの際に、自分で受験会場を選びます。
L&Rの場合は、試験会場は、受験生の条件が同じになるように(負担が平等になるように)割り当てられていると聞いたことがあります。
またS&Wは、1日2回、午前(10時~)と午後(2時~)に実施されますが、時間も自分で選びます。私は午後の方で受けてきました。
テスト会場に早く着いて、ちょっと本屋さんへ寄り道
会場付近に受付開始より30分以上早く着いたので、近くの本屋さんをちょっとのぞいてみました。
TOEIC教材のある棚を見てみると、やはりL&Rに比べてS&Wは参考書も問題集も少ないです。
比率で言うと、TOEIC関連の棚のうち、「L&R」対「S&W」は55対1くらい。
L&Rは平積みになっている問題集も30種類ほどあったのに、S&Wは公式ガイドさえ見当たりませんでした。やはりまだマイナーな存在なのですね。
公式ガイドはこれです。
TOEIC S&W試験会場入り(試験開始30分前までには着いていること!)
試験会場に行ってみると、その印象は一層強まりました。
ここで注意点があります。
先ほど、TOEIC S&Wは1日2回午前と午後に開催されていると申し上げました。試験自体は午前の部は10時から、午後の部は14時からですが、入場時間は以下のとおりです。
- 午前の実施 9:15~9:30
- 午後の実施 13:15~13:30
今日の会場はキャパシティーは30人くらいの教室でしたが、参加者は15人足らずといったところ。
20代から30代の若い方が多く、おそらくアラフィフは私だけだったと思います。(※追記:その後、2回受験しましたが、やはり若い人の方が多い印象。私と同じくらいまたは年上と思われる方もいらっしゃいました)
男女別で言うと、女性の方が多かったようです。(※追記:これもその日によって違うようです)
係官の方も、L&Rの会場ではいつもみなさんスーツを着ていらっしゃいますが、今日の方々は、男性はジャケットなしにワイシャツとネクタイ、女性は黒のニットワンピと、もう少しカジュアルでした。
受付時間になると、受験のしおりと同意書、アンケートを渡され、記入します(自覚している以上に緊張していたのか、同意書に書いた文字がカクカクに乱れて、緊張が表れていて笑ってしまいました)。
その後、受付番号順に呼ばれ、本人確認をしながら顔写真を撮ります。
今日は忘れずに身分証明書を持って行きましたよ!(笑)
TOEIC S&Wテスト・試験開始までの手順
初めて受験した時は、撮影後「この写真でいいですか」と訊かれた覚えがあるのですが、今回は訊かれませんでした(訊かれたとしても「撮り直してください」とは言いにくいですが・・・w)。
続いて、係の方に案内されて、指定のパソコン前に着席します。
モニタ上に先ほど撮影した写真・住所・氏名などが出ていて、内容を確認しクリックすると受験が始まるという手順でした(ちょっとここで、心の準備がない状態で自分の写真を目の当たりにし、軽くジャブを受けるという予想外の狼狽・・・)。
まず備え付けのヘッドセットを装着します。
(除菌シート?ええ、使いましたよ。神経質かなとは思いつつ、他の人が使ったヘッドセットをそのまま使うのはためらわれ…。気になる点は極力、排除です。あ、キーボードとマウスもね。なんか、細かくて、やらしいわね~。ヤダヤダ)
正常に聞こえるか、音量は適切か、きちんと録音ができるかなどを確認します。
音声の確認方法は画面に従って、自分で録音スタートをクリックし、表示されている英文を読み上げ、録音が終わったらPLAYを押して音声を再生し確認します。
私は、ここで、4回くらい録音をやり直して調整しました。
多少緊張もしていたので、それをほぐしてウォーミングアップする意味もありましたが、注意書きに
「声が大きすぎると音割れして採点に影響が出る可能性があります」
と書かれていたためです。
DMM英会話のオンラインレッスンでも「はっきり口を動かして大きな声で」とアドバイスされていましたし「大きな声で読むぞ!」という気負いがあったので、それを鎮めるためもあり…。
また、実際録音してみると”b”等の破裂音を発音した時などに、マイクに息が当たるような音になっていたので、マイクの場所を調整したり声の大きさを確認したりしました。
テストを受けてみた感想等
出題内容は、以下のような禁止事項が、IIBCのサイトに掲載されていました。
「方法の如何を問わず、再現(英語での再現に限らない)された試験問題の全部もしくは一部または試験問題の概要を、インターネット・テレビ・ラジオ・メール・文書・講義その他の手段を用いて第三者が閲覧・視聴可能な状態におく行為」
したがって、ここでは内容について書けませんが、DMM英会話のレッスン教材になっていた『TOEIC スピーキングリアル模試』の内容よりは(だんぜん)取り組みやすかったように思います(そもそも巷の攻略本って、ひねくれ問題や難しい問題が多くないです?)。
公式の教材としては「テストの解説と練習問題」も出版されていますので、そちらも参考にしてみてください。
対策本をやるより、やはりまずは公式本!
これがリスニング・リーディングテストにも共通する定石です。
当日までの流れやテスト内容等は、IIBCのTOEIC Program・テスト詳細のページにTOEIC Speaking & Writing Testsシミュレーションというのがありますので、そちらをご参照ください(これはとても参考になります。受験する方はぜひ一度ご覧ください)。
音読問題は、思っていたよりずっと短くて、ゆっくりめに読んだのにもかかわらず時間がかなり余ってしまい、逆に不安になりました。
写真描写や応答問題は、思っていた通りな感じ。
ちょっと焦ったのは、「提示された情報に基づく応答問題」でした。質問文は3つとも画面に表示されず、聞き取らないといけませんでした。
(公式ガイドを見ると「メッセージと設問は表示されません」とちゃんと書いてありました・・・もー、よく見てー!)
逆に、散々苦手と言っていた「解決策を提案する問題」は、思っていたより聞き取れました。
「ほとんどできないだろうと思っていた」よりは、ですが…。
(そういえば、写真も出てきたので、何のヒントもないわけではなかったのですが、メッセージの内容には写真があってもなくてもあまり関係なかったかもしれません)
「意見を述べる問題」も、DMM英会話のオンラインレッスンで1ヶ月、問題集の教材をやったおかげか、それとも週1のディスカッションのおかげか(両方でしょう)完璧からは程遠いものの、悲惨な状態ではなかったように思います。
ライティングの方がむしろ準備不足だったかもしれません。
特に最後の「意見を記述する問題」は、
「高い評価を得るには300語以上が目安」
と公式ガイドにも載っていて、今日の画面上にもそう出てきたのですが、300語って、作文しようとすると結構いろいろ書かないとダメですね。
Word countが画面右上に出てくるので「何語、書いたか」を自分で数える必要はありませんよ。
単語だけ覚えていても使い方が分かっていないと文章は作れません。動詞だけ覚えていても、目的語がto不定詞か動名詞かを知っていないとうまく使えないとかです。
さて、ここで、問題です!
travelという単語、-ing形にするとき、travelingとtravellingのどちらになると思いますか。
答えは「両方あり」。
調べてみると、travelingは主にアメリカ英語、travellingは主にイギリス英語だそうで。
いやー、無駄に悩んじゃったよ(いや、無駄じゃない!ここでまたひとつ知識が増えたじゃないか!)。・・・このくらいは、記事に書いてもいいですよね?
最後に
『今日、あなたが解答した内容を、教材などで使ってもいいですか』
という質問が画面に表示されます。
私は、「No」をクリック。ええ、迷わず(きっぱり)。
デフォルトで「No」になっているので、何もしなければ、公式対策本などにあなたの声や英作文がある日掲載されるという心配はありません。
もし「いや、むしろ積極的に使ってほしい!」という場合は、ぜひYesをクリックしてください。
結果は、3週間くらい経たないとわからないのですが、初めて受けた時よりはいいんじゃないかなぁという感触です(LRテストもできたと思った時にそうでもなかったということは、ままありますが)。
は~。終わった~!(解放感)
んでは!
TOEIC S&Wテスト対策については、TOEIC S&Wスピーキング・ライティングテスト対策まとめ【勉強法・高スコアを取れる答え方のコツ】でもまとめていますので、よろしかったらご覧ください。