「ニューヨーク旅行中に、荷物を一時、どこかに預けたい…」
「マンハッタンて、コインロッカーあるの?」
重たい荷物をゴロゴロ引きずって、観光なんてできませんよね。
そんなあなたに、ベルトー(vertoe)という、荷物預りサービスをご紹介します。
私も、2019年GWの旅行で実際に使ってきました!(記事の下方でその様子もご紹介しています)
利用したのはタイムズスクエアのホテルをチェックアウトしてから、ブルックリンブリッジのホテルにチェックインするまでの間。
無事にスーツケースを預け、ソーホーやハイラインなどを手ぶらで身軽に観光することができました!
しかも一人分は、約700円。
重くてかさばる荷物に悩まされることなく、ニューヨーク観光しませんか。
スーツケースをベルトーvertoeに預けてニューヨーク・マンハッタン観光!
スーツケース1個$5.95/日~で預けられる荷物預りサービス【vertoe(ベルトー)】を発見!
観光の途中で、荷物をどこかに預けたくなった時、東京ならコインロッカーを探しますね。
しかしテロなどに対する警戒が厳しいニューヨークには、コインロッカーはありません。
今年(2019年)NY旅行を計画中に
「スーツケース、どうしよう?」
と思ったのは、6日目の朝マンハッタンのホテルをチェックアウトしてから、その日の夕方ブルックリンのホテルにチェックインするまでの間でした。
重いスーツケースを、ゴロゴロ引きずって観光するのはヤダなぁ…
そこで、荷物を預かってくれるところがないか検索した結果、vertoe(ベルトー)というサービスを発見!
出発前にオンラインで予約し、当日無事にスーツケースを預けて、8時間ほど観光することができました。
★オンラインで予約完了!
★預け方もカンタン
★重い荷物から解放されてラクチン
★英会話もぶっちゃけ「ハーイ」と「サンキュー」だけでいい
★時間を有効に使って、マンハッタンの観光ができた~
「預ける時の会話が心配…」という方もいらっしゃるかもしれませんね。
後ほどやり取りに使える(ごく)簡単な英語もご紹介します。
ただし相手も慣れていますから、極端なことを言えば、日本語で「すいませ~ん」と入って行って、後は身振り手振りでことは足りるはず。
何といってもそこはさまざまな国から観光客が訪れるニューヨークですから!心配しすぎなくても大丈夫ですよ。
※「Vertoe」を正確にどう発音するかは不明です<(_ _)>。私は「ベルトー」と読んでいます。
※料金は1個当たり$5.95(約700円弱:2019年5月現在)。
ちなみに荷物預りサービスには、Vertoe以外にラゲッジヒーローLuggageHeroというサービスもあります。
預ける時間が「6時間以内ならLuggageHero」、「6時間より長いならVertoe」がおすすめ。
利用する時間の長さで選んでください。
詳しくは、「【ニューヨーク旅行】マンハッタンにコインロッカーはない!荷物はVertoeかLuggageHeroに預けて身軽に観光」をご覧ください。
1. 預ける際に、青いタグを渡されます。それが「あなたの荷物」の目印であり証拠となります。
2. 5000ドルの保険でカバーされます。
3. 預け先の施設は、おみやげ屋さんやターミナルなどですが、すべて審査と訓練を受けた施設です。
日本円にして700円ほどで荷物が預けられる便利なvertoeですが、注意点もあります。
- 貴重品を荷物に入れたままにしない
- 35㎏を超える荷物は「2個」とカウントされることがある
- セキュリティ上のルールに従う必要がある
- お店で配布されるタグは、自分で荷物に付けて写真を撮る
- 預かってくれる場所の「営業時間内」で利用する
順に解説しますね。(詳しくはvertoeのFQAをご参照ください)
1. 貴重品を荷物に入れたままにしない
ロッカーではないので、鍵のある個室に荷物をしまえるわけではありません。見張っていてくれるわけでもありません。
保険は掛けられていますが、念のため貴重品は入れたままにしないでください。
(旅行中はニューヨークに限らず、貴重品は手元から離さないようにしましょう)
2. 35㎏を超える荷物は「2個」とカウントされることがある
vertoeは、おみやげ屋さんなどの倉庫など空いているスペースを「間借り」するサービスです。
サイズが決まったロッカーと違って、置ける荷物の大きさには柔軟に対応してくれますが、大きすぎるor重すぎる場合は、2個分の料金を請求されることがあるので注意。
3. セキュリティ上のルールに従う必要がある
預ける私たちが不安を感じるのと同じように、預かってくれる人たちも不安を感じる場合があります。
お店側が不安を感じた場合、「危ないものが入っていないか開けて見せて」と確認できることになっていますのであらかじめご了承ください。
4. お店で配布されるタグは、自分で荷物に付けて写真を撮る
後述しますが、預ける際には青いタグを渡されます。そのタグは自分で荷物に付けましょう。
付けたら、写真を撮っておきます。
5. 預かってくれる場所の「営業時間内」で利用する
24時間、出し入れできるコインロッカーとは違い、vertoeは店舗やターミナルで預かってくれるサービスです。お店が閉まってしまったら荷物を引き取ることはできません。営業時間内に取りに行きましょう。
預ける期間自体は、何週間でも何か月でも(料金はもちろんかかりますが)可能です。
以上のような注意点はありますが、vertoeは現在、非常に多くの人に利用されているサービス。
ぜひvertoeと時間を上手に使って、ニューヨーク観光をめいっぱい楽しみましょう♪
ここからは予約方法と、今回の旅行で私たちが実際にVertoe(ベルトー)を利用してきた様子をご紹介します。
荷物預りサービス【ベルトーVertoe】のWeb予約方法解説-日本語あり
1. ベルトー(Vertoe)のホームページにアクセスして希望条件を入力する
まずは預ける場所の検索から。
VertoeのHPにアクセスします。
トップ画面で希望の条件を入力します。
この画面で入力する項目は、上から順に
- 荷物を預けたい場所の住所(駅名やホテルの住所などを英語で入力)
- 荷物を預ける日時
- 荷物を回収する日時
- 預けたい荷物の個数(「-」「+」を押す)
です。
入力したら、 Find Locations (場所を探す)をクリックすると、該当の日時に預けられる場所の候補が、赤いマーク↓で地図、位置情報とともに出てきます。
赤い位置情報マークが、預かってくれる施設(お土産屋さんやバスターミナル等)のある場所です。
ご自分の日程に合わせて都合の良い場所を選びましょう。
赤いマークまたは Book (予約)という青いマークをクリックすると、預かってくれる場所の詳しい情報が出てきます。
最寄り駅、料金、営業時間などの詳細を確認しましょう。
※詳細な住所は予約後に表示されます。
念のため、レビューの星★の数もチェックしてみてください。
場所が決まったら、 BOOK & PAY (予約と支払い)をクリックします。
2. 支払い情報を入力する―割引クーポンコードもあるよ
次は支払い情報の入力です。
以下を入力します。
1 メールアドレス(私はGmailにしました)
2 携帯電話番号(左のプルダウンからJapan[日本]を選びます。電話番号は「080-XXXX-XXXX」の、最初の0をとって「80XXXXXXXX」と入力)
3 氏名をフルネームで(支払うクレジットカードの名義)
4 支払うクレジットカードの番号
5 カードの有効期限(月、年)とセキュリティコード(カード裏面のサイン欄の3ケタの数字)
6 Have a promo code?(プロモーションコードを持っていますか?)をクリックするとポップアップ画面が出るので、下記のクーポンコードをPromo codeに入力
初回予約が5%オフになるクーポンは「vertoefirst」だよ!
コピペしてね♪
※ごめんなさい、使用不可になっていることもあります。
入力できたら「APPLY(適用)」をクリックすると下のような画面になります。
「 Discount applied successfully! いうメッセージが出たら、クーポンが適用されたということ。
次に Continue (続ける)をクリックします。
7 PAY (支払い)をクリックすれば予約完了です。
予約の際は、クレジットカード情報の入力が必要です。
クレジットカード情報を入力することに抵抗を持たれるかもしれませんが
アメリカはクレジットカード社会。
AirbnbやUberなどのサービスでも、同様にカード情報の入力は必須です。
サービスを提供する側=預かってくれるお店からすれば
身元がはっきりしない人物の荷物を預かるのはテロの危険を含め
相当なリスクであることをご理解ください。
もし予定が変わって利用しないことになったら
全額返金されるのでご安心を!
3. ベルトーVertoeからの予約メールを確認する
予約が完了すると、以下のような予約確認メール▼が届きます。
料金はすぐにチャージ(クレジットカード明細に記録)されますが、もし予定変更して使わなかった場合は、全額返金されるとのこと。
預ける際の手順▼も書いてあります。
- ステップ1 コード番号が入ったタグを荷物につける
- ステップ2 写真を撮る
- ステップ3 荷物を取りに行った時、その写真を見せる
キャンセルについては、↑のメール画像2枚目の赤枠内「Note」をご参照ください。
We offer flexible cancellation, so you get a FULL REFUND if plans change anytime!
(=キャンセルには柔軟に対応いたします。ご予定が変わった場合は、いつでも全額返金いたします。)
【ベルトーVertoe利用レポ】預ける時の英会話・例文付き
私たちがvertoeを利用して荷物を預けた時の様子
今回、私たちのスーツケースを預かってくれたのは、ブロードウェイのお土産屋さん。
メールの注意事項に「写真付IDを持ってくるように」とありましたが、見せるようには言われませんでした(予約の際に記入したクレジットカードも出していません。いいのかな^^;)。
3人分のスーツケースで「数量3」にして予約したのですが…
あ!機内持ち込みにしたバッグもあったんだった!
追加料金を請求されるかと思いましたが、下の画像のようにして1個の荷物として預かってもらえました!
ありがたい。
上記メールのステップ1のとおり、預ける前に vertoe のロゴが入ったブルーのタグを渡され、自分で荷物に付けます。
次にステップ2、荷物の写真を撮影(証拠写真?^^;)。
(ピントがハンドルに合ってしまっていますが…。お店の方がタグを持ってくれています)
荷物は地下室で保管するとのことで、自分で運んで降りました。
階段が狭くて、非力なアラフィフ(私のことですw ^^;)にはちょっと大変でしたが、ゴロゴロ引きずって歩き回るよりマシです。
地下室には、他の旅行者のスーツケースがいくつも置かれていました。
Vertoeの場合、料金設定は1日あたりとなっています。
そのためか到着時間が多少(10~20分程度)前後しても何も言われませんでした。
予約確認メールにも
お預かりの開始時間と終了時間は、概算です。
預かり場所が開いている時間の間なら、早くても遅くても大丈夫。
ただし大きく予定が変わる場合はメールで知らせてください。
とあります。
上述のとおり、預かってくれるのはおみやげ屋さんやターミナルなどなので、営業時間内に行くようにしましょう。
預ける場所の「営業時間」を確認してね!
引き取りに行った時は、また自分で地下室から運び上げ、タグをハサミで切ってもらって
「Thank you! Bye!」
でおしまい。
預ける時に撮った写真も見せませんでした(あれあれ?(^^;)。
上述のとおり、料金はすでにクレジットカードにチャージされていて、預ける際にカードを出すこともなく…。
「え?これでいいの?」と不安になるほど、簡単でラクチン。
スーツケースと機内持ち込みバッグを1つにまとめ、1個当たり700円弱の料金(2019年5月時点)なので、東京で大型コインロッカーを1回借りるのと同じくらいですね。
経済的!
Vertoeを利用する時の英会話
ここまで読んでくださった方の中には、疑問や不安をお持ちになる方もいらっしゃるかもしれません。
預ける時や受け取る時は、英語で話さないとダメかなぁ…
なんて言えばいいんだろう…
実は、この記事を最初に書いた時は、「預ける時もピックアップする時も、無理に英会話をする必要はありません」とご紹介していました。
しかし「やはり不安」という方のために、預ける際とピックアップの時に使える簡単な英文をご紹介します。ごく簡単な文で恐縮ですが…。
預かってくれるお店やターミナルに着いたら、まず挨拶をしましょう。
「こんにちは!Vertoeの予約をしている○○です」
Hi! I made a booking for vertoe. My name is ○○.
そうすれば相手がタグを取り出し、荷物を置く場所を示してくれるでしょう。
タグを荷物に付けたら写真を撮り、ここでいったん「Thank you! See you later!」などと言ってお店を出ます。
そして受け取る時は、入って行って「荷物を預かってくれてありがとうございました」と言えば、相手もわかってくれるはず。
- Hi! Thank you for keeping my/our luggage.
もし通じなければ、預ける時に撮った写真を見せましょう。
これだけ。ごめんなさい。
基本「ハローHello!」と「サンキューThank you!」を笑顔で言えれば大丈夫だよ
さてここでvertoeお得情報を2つ。
リピート利用に嬉しいですね。
こんなに便利で人気のサービスvertoeですが、預かってくれるのは、ここまでにお伝えしたとおり、おみやげ屋さんなどの物置的な場所だったりもします。
鍵がかかる場所に入れてくれるわけでもなく、見張っていてくれるわけでもありません。
トラブルは、起きてからでは面倒だし時間もかかります。
未然に防ぐのが得策ですね。
海外では、日本よりずっと警戒心を持って行動するよう心がけてください。
旅行者の「困った!」から生まれた、便利な荷物預りサービスVertoe
オンデマンド型短期荷物保管サービス、Vertoeのアイディアは、あるカップルが旅行中に困った経験から生まれたそうです。
「Airbnbのアパートをチェックアウトした後、観光したいのに荷物が重い!
こんなんじゃ観光できないよ。
・・・そうだ!地元のお店の裏で預かってもらおう!」
こうして、「荷物を安全に保管してもらいたい旅行者」と「スペースが余っているお店」を繋ぐサービス、vertoeが始まりました。
AirbnbやUberもどんどん利用者が増えています。
これからはこのようなシェアリングエコノミー的サービスがますます活発になっていくのでしょうね。
Vertoeはニューヨーク市以外に、以下の都市にもあります。
- ワシントンD.C.
- ボストン
- マイアミ
- シカゴ
- サンフランシスコ
- フィラデルフィア
そしてなんと!実は東京にも進出しています!(ニューヨークに比べると圧倒的にロケーションの数はまだ少ないのですが…)
※2020年10月17日追記:新型コロナウイルス感染症拡大による影響なのか、東京でのサービスはなくなってしまったようです…。
過去記事では、このサービス、vertoeを探し当てるまでのことを書きました。こちら↓もよろしかったらどうぞ。
その他に、ニューヨーク旅行前に予約したものについてはこちら↓をご覧ください。
旅行に持って行ってよかったもの、持って行かなくてもよかったものをこちら↓にまとめています。
あなたのニューヨーク旅行が素敵なものになりますように♪