英語は間違いを恐れずアウトプットした方がいい!完璧を目指さなくていい理由「ネイティブだって間違える」「言葉は変わる」

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英語学習

日本語ネイティブである日本人でも、常に文法的に正しい日本語を話したり書いたりするわけではないですね。

言い間違いもあれば、間違えて覚えている言葉もあるでしょう。

例えば「考えが煮詰まる」。

「行き詰まる」という意味で使っている人はたくさんいます。

実際は、「十分に検討・考慮されて、結論が出る段階に近づくこと」を言います。

このように言葉というのは難しいもの。

英語でもそれは同じです。

英語ネイティブでもスペリングが曖昧だったり用法を間違えてたり…。

常に完璧な英語でなくてもいいんです。

正確であろうとするより大事なのはアウトプットすること。この記事ではそんな話をしてみます。

英語は間違いを恐れずアウトプットした方がいい!完璧を目指さなくていい理由「ネイティブだって間違える」

「言葉は生き物、そしてネイティブだって間違える」

私は仕事上、英語ネイティブが書いた文章に触れる機会が多くあります。

そこで改めて思ったのは、

「ネイティブだって間違える」

そして

「言葉は移り変わる」

ということ。

それはそうですよね。改めて言うほどのことでもありません。

しかし英語を学習する立場になると、とたんに間違いを犯すのが怖くなりませんか?

本当はそんなに恐れる必要はないのに。

それよりもどんどんアウトプットして、コミュニケーションしていく方がずっと大切なのだと再認識しています。

“administer”, “develop”…言葉の用法も変わっている?

私が今の仕事で目にするのは、医薬品の安全性情報と呼ばれる分野の文書です。

ある薬剤を飲んだ後、患者さんに何か好ましくないこと(有害事象)が起きた場合は、製薬会社はそういった情報をすべて収集し、分析、管理する必要があります。

そして薬剤には、日本だけでなく海外でも同時に広く使われているものが多く、その場合は各国で起きた事象についてもお互い共有しなければなりません。

そういった情報を共有するために使われる言語は英語で、日本人の書いた英語もあればイタリア人の書いた英語も中国人の書いた英語もあり、もちろんアメリカ人やイギリス人の書いた英語もあります。

そしてアメリカ人など英語ネイティブの書いた英語なら、必ず文法的に正しいかと言うとそんなことはありません。

例えば今日は、以下のような英文を見ました。

  • The patient was administered XXX(薬剤名).

“administer”という単語は、「(医師が患者に薬剤を)投与する」という意味で使われる単語で、

  • The physician administered XXX to the patient.

のように使われます。

私はこの”administer”について、

「受動態にした場合、薬剤は主語になれるが、患者は主語にはなれない」

と教わりました。

しかし、今日読んだアメリカからの情報には上記のような文章があったのです。また同じ文書の中に、

  • The patient administered XXX.

という文章もありました。

これも違和感があります(もし正しい文だったらご容赦ください)

なぜなら“administer”の本来の意味は「管理する」で、主語となるのは「(薬剤を管理して投与できる立場にいる)医師」のみだと思っていたからです。

しかしネイティブが書いた文でも上記のような使われ方をしていました。

ちなみに患者を主語にして、薬剤の投与を受けたとする表現は以下のようなものがあります。

  • The patient received XXX.
  • The patient took XXX.
  • The patient was on XXX.

「○○(疾患名)と診断された」と言いたい時に患者を主語にするなら

  • The patient was diagnosed with XXX(疾患名).

というように前置詞は”with”を使うと習いましたが、今日、読んだ文書には”with”を使った箇所の他に

  • The patient was diagnosed of XXX(疾患名).

という文もありました。1つの文書の中で同じ疾患なのに、です。

また医薬翻訳を学んでいる時に、

“develop”の主語は疾患であって、患者がdevelopするというのは意味的に正しくない

と教わりました。

しかし実際はネイティブでも、

  • The patient developed XXX(疾患名).

というふうに、患者を主語にした文章を頻繁に書きます。

DMM英会話の教材Daily Newsにも

He developed a rare skin disease when he turned 60.

彼は60になった時、珍しい皮膚病を発症した。

という文章がありました。

言葉は時代とともに変化するものです。

またアメリカ人やインド人が書いた文書に、以下のような表現もありました。

  • a 61 years old female patient 正しくは a 61-year-old patient
  • we receive an follow up~ 正しくは we receive a follow up~

上述のとおり、私はじっくり読んだわけではなく、時間の余裕ができて目を通した程度です。にもかかわらず、結構な頻度で「ん?」と思う文に遭遇します。

インドも英語が公用語となっている国ですし、いわんやアメリカをや(この使い方は正しいですか? 笑)

英語を日常語として使っている人達でも間違えるのですから、私たち英語学習者が、間違いを恐れて萎縮する必要はまったくありません

このようなことは、「日本語と日本人」に入れ替えて考えてみても理解できますね。

私たち日本人の誰もが文法的に常に正しい日本語の文章を書いているわけではありません。

打ち間違いや漢字の間違いなどもよくあることです。

ましてや話し言葉になれば、そのまま文字に書き起こしたら意味が混乱するような話し方を、私たちは平気でしているものです。

それでもみんな、間違いなく日本語はペラペラですよね?(私は日本語でもよく噛みますが…)

というわけで、みなさん!

間違いを恐れず、どんどんアウトプットしましょう!

間違うのが怖くて黙り込んだら、いつまでも理解し合うことはできません。

英語学習を続けていれば、間違えたからこそ覚えられる表現も出てきます。

たとえば私は

Where did you come from?

とカナダ出身の人に尋ねた時、

Where are you from?

と聞くべきと指摘され、それからは間違えることはありません。

アウトプット、大事です。

アウトプットにぴったりな方法にはオンライン英会話レッスンがあります。

私も、たまに休みながらレッスンを続けています。

読んだり聴いたりするだけでなく、自分の口から英語を出す練習をしてみるのはとってもおすすめです。

先生との会話の中でも、やはり「言い間違い」に遭遇すると思います。

でもそれが言葉というもの。

生の英語に触れて、自分の英語を作っていけるよう、お互い頑張っていきましょう!

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