ますます国際化が進む中、英語を使って仕事をしたいという方も多いと思います。
英語を使う仕事はたくさんありますが、在宅ワークも視野に入れた場合、「翻訳」はかなり有力な選択肢になるのではないでしょうか。
「翻訳」なら、企業に就職して翻訳業務を担当する他、フリーランスの翻訳者として活動するという働き方もあります。
アラフィフで未経験の私も、勉強開始から約半年で就職できました!
翻訳なら在宅ワークも可能です
(もちろん、勉強は頑張りました…)
私は「製薬業界は未経験」どころか48歳11か月までは、いわゆるフルタイム「週5日・9~5時」で働いたことがほとんどありませんでした。
「私には経験も知識もない。40代の後半にもなってロクにキャリアもない私が、この先どうやって生きていけばいいんだろう…」と絶望的になったことさえあります。
それでも、メディカル翻訳の勉強を始めて約半年後には、派遣社員として翻訳を主業務とする仕事に従事することができました。
そして最初の1年で年収は320万円超(社会保険等控除前)に。この数字は、女性の平均年収293万円を超えています(令和2年民間給与実態統計調査)。
結果として経済的に自立できただけではなく、自分に自信が持てるようにもなってきました。
自分でお金を稼げるようになると、「自信」や「自由」もだんだん手に入るようになると実感しています
さらに2020年には外資系製薬企業に転職し、正社員として働いています。年収も大幅アップ。
(2024年3月追記:外資系製薬企業正社員としての経験も3年以上になり、このほど昇格しました!今年の年俸は、昨年比10%以上引き上げられた額を提示いただきました!がんばった甲斐があった…)
当時ろくにキャリアもなかった48歳の私が、今では経済的にも自立した生活ができるようになった理由はただ一つ。勇気を出して一歩を踏み出したおかげです。そして、自分に投資したおかげ。
お金を投資するなら「自分」が最高の投資先。それを実感しています。
この記事ではそんな私が、「医療×英語」を仕事にしたいという方へ以下のことをお伝えします。
もちろん翻訳は簡単な仕事ではありません。
しかし誰にでもできる仕事ではないからこそ、翻訳なら高い報酬を狙えるのです。
また翻訳というスキルを身につければ、引っ越しや家族の状況変化など環境が変わっても在宅で仕事を続けることができます。
フリーランスとして実力を付ければ、仕事相手を選ぶことだってできるのです。
年齢や場所にとらわれず、やりがいのある仕事をして自由に生きる。
そんな未来を叶える準備を始めてみませんか。
- Qでも、今はAIも進化しているよね?今から必死に勉強しても、すぐ機械翻訳に取って代わられるのでは?
- A
確かに、AI翻訳の精度は上がってきています。でもまだまだ人の目、チェックが必要。日本語⇔英語のように語族ファミリー(Language family)が違う言語同士では、特に言えることです。日本語は主語を省略することが多かったり、語順が違えば意味が違ったりということもあります。より読みやすく理解しやすく正確な文章に翻訳するのは、まだAIに任せきることはできません。もちろんあと何年、翻訳者の需要があるかは、誰にも分かりませんが、スキルを持った翻訳者の需要は「なくならないだろう」という意見が過半数。実務翻訳では、現時点で翻訳者の需要は急増しているのが現状です。
どの学校のどの講座を選んだらよいかわからないという方には、まず翻訳の専門校フェロー・アカデミー をおすすめします。
理由は、レベルも分野も幅広いコースがあるから。
私はこれまで計6講座(のべ30か月分、受講費計約50万円)を受講したことがあります。
そして6講座のうち2講座は、翻訳の専門校フェロー・アカデミーの翻訳講座でした。
まずは、資料請求をして、どんな講座があるかを確かめてみてください。
*受講生データより
※2020年度からは、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の影響でオンライン講義が受けられる翻訳学校も増えています。実際の講座の受講方法などは、各スクールのHPで確認してください。
(記事内の受講料などは2020年7月時点の情報です)
※「目次」▼から、見たいところにジャンプできます。
【実務翻訳】は「英語を使った仕事がしたい!」方におすすめ|在宅ワークも可能
まず翻訳という仕事についてお話ししましょう。
そもそも翻訳の仕事ってどんな文章を訳すの?
翻訳する文書のジャンルは多岐にわたります
なかでもビジネスにかかわる実務翻訳は需要が多いんです
翻訳にはさまざまなジャンルがありますが、文芸翻訳より圧倒的に需要が多いのは実務翻訳です。
- 「文芸翻訳」は小説、フィクションなどの翻訳
- 「実務翻訳」は文芸翻訳より圧倒的に需要が多くテクニカル、メディカル、IT、特許、金融などさまざまなビジネス分野の翻訳
またこの他、映像翻訳も近年、需要が増加しています。
英日翻訳だけでなく「日英翻訳」もできると強みになりますよ
これから翻訳の勉強を始めるならば、分野の選定も重要になるでしょう。
そこでここからは、需要が多く収入に繋がりやすい実務翻訳について解説していきます。
文芸翻訳より需要の多い実務翻訳とは
現代ビジネス社会では、外国資本の企業が日本法人を立ち上げたり、逆に日本企業が海外進出したりすることが増加しています。
翻訳は、こうした複数の国にまたがって行われるビジネスにおいて必須となります。
そのため文芸翻訳に比べて実務翻訳は、需要も圧倒的に多くなるのです。
文芸翻訳は書籍1冊分など、まとまった量をこなして初めて報酬が得られます。
一方、実務翻訳の仕事量はさまざま。また受注から納品、報酬支払いまでのタイムフレームも比較的短い傾向があります。
需要が多いうえに、特に医療など専門分野の翻訳は報酬も高めです。
このように、文芸翻訳より実務翻訳の方が高い収入が見込めるのです。
実務翻訳には、主に以下のような分野があります。
上記の分類に当てはまらない新しいジャンルの文書・text等もあります
また「医療×特許」のように複数の分野にまたがる仕事も増加傾向です
これから学習を始める方は、需要が安定的に多い/増加傾向にある「医療・法律・契約・特許・IT」などの分野を攻めると有利かもしれません。
高報酬のカギは「分野の掛け合わせ」得意な分野や好きな分野が狙いめ
ひとつの分野で専門性を高めていくのも一案ですが、将来的に安定して仕事を得るためにもうひとひねりしてみるのも手です。
例えば「今まで経験してきた業種や、得意分野を掛け合わせ」。
複数の業種や分野を掛け合わせることによって人材としての希少性が高まり、高報酬が狙えるでしょう。
またアニメ・マンガ・ゲームなどのエンタメ系の翻訳やローカライズ(言葉を訳すだけでなく、現地の文化やマーケットに合わせて、より伝わりやすく受け入れられやすくすること)など、従来の翻訳の枠にとどまらない仕事も増えています。
会社のPR動画など「実務翻訳と映像翻訳の掛け合わせ」というのもありそうですね。
また歌詞・ライナーノーツの翻訳や、料理メニュー、観光関連、料理レシピ、アプリなどなど…「言葉」が使われているあらゆる場面で翻訳が必要になる可能性はあります。
ご自身のこれまでを振り返って、時間とお金を費やしてきたこと、夢中になって取り組んだことが「翻訳」に繋げられないか、考えてみてください。
希少性を狙ううえで、あなたの経験はきっと強みになります!
自分にとっては「当たり前」のことでも、人からは「すごい」と言われることがあるかも
もともと興味がある分野やこれまで日本語で知識を蓄えてきた分野なら、英語の文書の内容も理解しやすいはず。
英語で書かれた内容をいかにわかりやすい日本語にするか。それが翻訳者の腕の見せ所です。
原文の理解が深かったり早かったりすれば、翻訳作業にかける時間も短縮されますから、実務についた時にも効率的に仕事ができます。
最短でスキルを磨くためにも、興味が持てる分野や、経験・知識がある分野の翻訳を学習するのがおすすめです。
ちなみに上で挙げたうち、エンタメ系は実務翻訳と文芸翻訳の両方の要素を持っていると言えるかもしれません。その点でもフェロー・アカデミーなら、さまざまな分野から学びたい講座を選べます。
「翻訳」なら在宅ワークやノマドも可能
翻訳の仕事には、大きく分けて2つの働き方があります。
翻訳エージェントなどに登録してフリーランスとして活動すれば、在宅ワークも可能になります。
結婚、子育てなどのライフイベントで環境が変わっても、続けられるのが在宅翻訳業の魅力ですね。
いきなり人脈を作ったり営業したりなんて自信がない
大丈夫!あきらめないで♪
成績が良ければ、翻訳講座の講師から仕事をもらえたり
翻訳学校系列の翻訳会社に登録できたりという方法もあります
まずは派遣会社に登録して就職という手もありますよ(私がそうでした)
翻訳学校で好成績を修めることで、講師から紹介してもらったり翻訳学校系列の翻訳会社から仕事をもらえたりというケースも実際にあります。
ただし、全くの「未経験」からすぐにフリーランスで年収300~400万円以上が狙えるようになるかというと、それはやはり難しいのが現実…。
営業するにも実績がなければ、仕事を受注するのはやはり難しいですから。
そして全くの未経験で受注できたとしても、単価の安い仕事から実績を積むことになるでしょう。
いきなりフリーランスから始める場合、少しずつ信頼を積み上げながら、報酬を上げてもらうことになります。
翻訳学習期間を含めると年単位の時間がかかることは覚悟しておいた方がいいでしょう。
私自身は、いきなりフリーで仕事を受注する道は選択しませんでした。
私は「派遣」から始めました!業界にもよりますが、翻訳など英語を使う仕事は一般的に高時給(例:1600円~)ですよ
派遣会社に登録し「翻訳業務を含むポジション」に就業したのです。
まずは仕事の流れを覚えたり業界の常識を知ったりするためにも、最初は組織や企業の中で翻訳業務のある部署に就職するなどがおすすめ。
そこから人脈をつくっていける可能性も考えられますね。
「派遣として就業」なら、新卒では入社が難しいような大手企業に就業できる可能性も上がります!
また英語を使った仕事は比較的、高時給(1700~2000円が多い印象)です
派遣のお仕事は、リクナビ派遣などで探せます。
その後、直接雇用されて年収が上がり、翻訳者として約2年9か月の「経歴」を作ることもできました。
ここからは私が翻訳を仕事にするまでの実体験をお話しします
「そんなことはいいから、おすすめの講座を早く教えて!」という方は「全部受講済み!私の【おすすめメディカル翻訳講座】」へジャンプしてください
【アラフィフが未経験・年収0円から320万円へ】メディカル翻訳で就職できた!
私には理系のバックグラウンドがありません。大学は語学系でした。
とはいえ、もともと医療や脳科学などにとても興味があり、関連する書籍などもよく読んでいました。
そこで、上記のとおり需要も多く、自分も関心が持てるメディカル翻訳を目指すことを決意。
勉強を開始して約半年で、翻訳が業務に含まれる仕事に就くことができたのです。
「理系バックグラウンドなし!フルタイム職歴なし!50歳手前!」の私も医薬関連の会社に就職できた
すでにお伝えしたとおり、私は50歳になる手前(48歳11か月)までフルタイム勤務の経験はほぼゼロでした。
それまでの職歴は、百貨店販売員のアルバイトや、小さな会社で時短の事務的な作業程度。
そうした仕事の時給は1000円~1100円ほどでした。
(当時、「今月のお給料は10万円を超えた!」と喜んだ記憶があります)
でもこれでは月に160時間(8時間×20日)働いたとしても、月収16万円にしかなりません。社会保険料などを差し引かれると、手取りはもっと少なくなってしまいます。
「この先、このままではいけない!」と考えた末、思いついたのが、“英語と専門分野の掛け合わせ”でした。
「英語×メディカル」なら、もっと稼げるのでは?
実際、派遣などのお仕事案件を検索してみるとわかるのですが、「英語」を使う「医薬品業界」のお仕事だと時給が高め(ざっくりですが1700円~2000円くらい)です。
そうして私は48歳の夏の終わりから勉強を開始することにしました。
(具体的な学習方法、学習した内容については、この後「全部受講済み!私の【おすすめメディカル翻訳講座】」で説明しています)
勉強開始から約半年、ご縁あって国内最大手CRO(医薬品開発業務受託機関)に派遣として就職。安全性情報の翻訳を中心とした業務に就くことができました。
おかげ様で最初の1年間の収入は320万円以上(各種社会保険料の控除前。労働者派遣法改正前だったため交通費は支給されませんでした)。
この数字は当時(平成29年)女性の給与所得者の平均給与287万円を超えています(国税庁平成29年分 民間給与実態統計調査より)。
「業界未経験でフルタイム勤務が初めてのアラフィフ」にしては、年収320万円超はまあまあ良い報酬ではないでしょうか
赤裸々に給与を言うと、派遣社員として就業してすぐは月平均で手取り23万円ほど、多い月は27万円くらい(残業割増で月によって差があり)でした。
その後、1年ちょっとで直接雇用の契約社員になったため、月の基本給が30万円にアップ(+交通費あり、ボーナスなし)、年収にして400万円超(残業手当・通勤手当を含む)。
もちろんそこまでたどり着くのは、決して簡単ではありませんでした。
しかし未経験でもアラフィフでも、「英語で稼ぐ」は不可能ではないのです。
ちなみに就職当時の私は、TOEICスコアは820点くらいでした。
正直言って「めちゃめちゃ英語力がある!」というわけではありませんでした
翻訳では、英語力だけでなく、わかりやすい日本語を書く力も大切なんです
※2020年に外資系製薬企業に転職し、年収アップ。さらに、3年勤続を経て昇格し、年俸も10%以上、上がりました!
ここまで読んでくれた方で、もし「自分は医療翻訳に向いてるだろうか?」と疑問や不安がある方は、「【メディカル翻訳者の4つの適性】どんな人が向いてる?」を参考にしてください。私が考える「医療翻訳者に向いているタイプ」をまとめています。
全部受講済み!私の【おすすめメディカル翻訳講座】
さて翻訳講座の話に戻ります。
「メディカル分野の翻訳を仕事にしよう」と思い立ってから就職までの約半年間(および就職後)に私が学習したのは、以下の6つの講座です。
上記6つのうち、5つは通信講座です。
通信講座を選んだ大きな理由のひとつは、通学講座より学費が安いから。
通信講座と通学講座、どちらが良いかは「医療翻訳【通信講座VS通学講座】おすすめはどっち?違いを解説」で説明しています。
就職してからステップアップのために受けた講座は以下の2つ(「就職後も勉強・ブラッシュアップは継続」で解説)
・5番「DHC日英メディカルコース」(現在はコースがなくなってしまったようです…)
・6番「翻訳の専門校フェロー・アカデミーマスターコース『メディカル』」
どちらも難易度の高いコースで、キャリアアップを目指す方にも手応えのあるレベル。
ある程度、翻訳の経験がある人・実務経験者などを対象としています。
迷っているならまずは「フェローアカデミーの資料請求」をしてみよう!
もちろん私のように複数の講座を受講することは、就職のために必ずしも必要ではありません。
また分野選びに迷う方もいらっしゃるでしょう。
翻訳学校や翻訳の講座はたくさんあって、どれがいいかわからない…
それなら翻訳専門校フェロー・アカデミーの資料請求から始めてみたらどうかしら?
いろいろなジャンルやレベルの講座があるんですよ!
「どの講座がいいのかわからない!」という方には、まず翻訳の専門校フェロー・アカデミーの資料請求がおすすめです。
なぜなら…
多彩な講座ラインナップを一度見てみてください
英語好きなら、ワクワクして学べそうなコースがきっと見つかるはず!
詳しくはこちら▼のバナーをクリック/タップして資料請求してみてください。
フェローアカデミーのパンフレットを見れば、それぞれの講座のイメージもつかめます。
ご自分が興味を持てて、モチベーションが続きそうなコースを探してみましょう!
説明会も定期的に開催されていますよ
(私も受講を決める前に参加して、疑問点を質問しました)
現在(2020年12月時点)はオンライン会議システム「Zoom」を利用したオンライン説明会も予定されています
さてここからはフェローアカデミーの講座をはじめ、私が実際に受講した講座をひとつずつ解説します。
※教材等は私が受講していた当時(2015~2016年)、使用していたものです。現在は変更されている可能性がありますのでご了承ください。
【1】翻訳の専門校フェローアカデミー「実務翻訳<ベータ>速習コース」
翻訳の専門校フェロー・アカデミーの実務翻訳<ベータ>速習コースは、さまざまなジャンルにわたる「実務翻訳の基本」を学ぶコースです。
内容は「メディカル」だけではありません。
むしろ「経済、テクニカル、マーケティング」等の文章が多く、幅広いジャンルの英日翻訳を学びました。
実務翻訳<ベータ>はいろいろなジャンルの英語を訳す勉強をするので、自分にあった分野を探すのにもいいよ
学習する分野について「メディカル分野でいいのかな?」という迷いがある方に特におすすめ
実務翻訳<ベータ>には2つの学び方があります。
実務翻訳<ベータ>通常コースが固定スケジュールなのに対し、速習コースは自分のペースで早く講座を修了できるコースです。
私は急いでいたので速習コースを選択しました。
※ただし一回の課題につき「提出から添削が返却されるまでの時間」は通常コースと変わらないと思います。結構、待ちます…。
添削もきめ細かくいただきました。
私の受講していた時は、MSWordで提出し、先生が「校閲」機能で添削とコメントをくださるという添削方法でした。
通信講座では他の生徒の訳文に触れるチャンスがありませんが、添削返却時に「受講生の訳例」などもいただけて参考になります。
翻訳の専門校フェロー・アカデミーは学べる分野・コースがとにかく豊富です。
たとえば実務翻訳の他、出版翻訳や映像翻訳のコースもあるのが魅力的。
興味のある分野・経験のある分野で翻訳を勉強すると、学習がはかどるし強みにもなるね
翻訳の専門校フェロー・アカデミーの講座について、詳しくはこちら▼をクリック/タップし資料請求してみてください。
※【6】で紹介している「マスターコース『メディカル』」もフェローアカデミーの講座です。
【2】サンフレアアカデミー「医学薬学中級」
サンフレアアカデミーの医学薬学中級は、医学・薬学分野の基礎固めが学べる講座です。
内容は英日9割程度、日英が1割くらいでした。
医学的知識はなくても、生理学の本などを読みながら知識を増やしつつ課題に取り組むことができました。
※通学科(72,200円)もあります。
例年、春(4月)と秋(10月)が新規講座の開講シーズンですが、現時点の開講スケジュールは公式ホームページで確認してください。
医学・薬学の知識と翻訳をしっかり学びたい人におすすめ!
日英の課題もあるよ!
【3】アンセクレツォ「個別指導コース」
上記3つの通信講座を修了した後、医学翻訳教室アンセクレツォの個別指導に申し込みました。
アンセクレツォは医薬翻訳に特化した翻訳教室です。医療業界に特化した翻訳会社ウィズウィグを母体としています。
当時はまだ開校したばかりでした。
1か月半ほどの期間で14時間のスケジュールをカスタマイズしていただきました。
この講座では、その後従事することになる安全性情報についての日英翻訳を学習。
おかげで実際の業務に就いた時も、未経験ながらスムーズに開始することができたと思います。
「メディカル・医薬翻訳をやる!」と決意している人にはおすすめ!
医薬品業界で即戦力になる翻訳力を磨けるよ
【4】DHC「メディカルベーシックコース」(現在は開講していません)
DHCの「メディカルベーシックコースは翻訳の講座ではありません。
医薬品がどのように開発され製造販売されるのかといった製薬業界の知識や、医学統計などの基礎知識を学ぶためのコースです。
また課題提出もマークシート方式でした。
これは翻訳ではなく、医薬品業界や治験、医学統計などについて学ぶコースだね
製薬業界に就職したい人や、これからメディカル翻訳を勉強する人が予備知識を蓄えるのにぴったり!
私が就職するまでに学習した講座は4つ
上記4つの講座のうち3つは通信講座で、それぞれ3~6か月が標準受講期間となっているコースでした。
※アンセクレツォの個別指導のみ通学スタイル。3つの講座が終わる頃、1ヶ月半ほど通学しました。
そんなに詰め込みで学習した理由は単に「時間がなかったから」。
私には時間がなかったので「製薬業界について」「実務翻訳」「メディカル翻訳」を3つ同時に受講しました(けっこう頑張りましたね…)
率直に言って、通信講座を3つ同時にやるというのは、結構ハードです。
(受講料の負担も重かった…税込みで4講座の合計30万円弱でしたから…)
でも私には当時、猶予はありませんでした。
どうしてもなるべく早く仕事に就かなければいけない状況にあり、「できない」などと言っていられなかったのです。
そこで最短期間で確実に仕事に繋げるために当時、私が立てた「作戦」は以下のとおり。
振り返ってみると、わりと良い選択だったように思います。
【2】のフェローアカデミーと【3】のサンフレアアカデミーは通学コースもありますが、私は通信講座を選びました。
通信講座と通学講座の違いについては「【通信講座と通学講座】翻訳を学ぶにはどちらがおすすめ?」で解説しています。
就職後も勉強・ブラッシュアップは継続(さらに2講座受講)
未経験で採用していただけたのは単にラッキーだったのかもしれません。ご縁というものもあるでしょう。
でも経験のなさを埋めるために、採用後も私なりに続けた自己研鑽も、直接雇用への道を拓くことに繋がったと思います。
具体的には就業してから、以下のコースを受講しました。
【5】DHC「日英メディカルコース」(現在は開講していません)
【こちらの講座「日英メディカルコース」は、現在では取り扱い終了していて、受講できません】
DHC日英メディカルコースは難易度が高めです。
添削課題はアメリカのネイティブスタッフが添削してくれます。
私が受講していた当時は、まだ紙ベースだったので提出から返却まで数週間かかりましたが、現在はWEB提出になっているようです。
【6】フェローアカデミーマスターコース「メディカル」受講
この講座も、【1】で紹介した「実務翻訳<ベータ>速習コース」と同じ翻訳の専門校フェロー・アカデミーの講座です。
フェローアカデミーの中でも難易度が高いコース。
すでにある程度の翻訳知識がある人が対象のため、受講するには試験(無料)に合格する必要があります。
講師は現役のエキスパート翻訳者です。
商品価値の高い翻訳を学ぶ上級コースで、高度な翻訳力を習得します。
フェローアカデミーのマスターコースは、試験に受からないと受講できません
その代わり、みっちり鍛えられますよ!
フェローアカデミーのマスターコースはいつでも開始できるものではなく、だいたい1か月に1~2分野、各1コースのみ開講されます。
例えば、2021年4月には「メディカル」と「字幕」の2コース(それぞれ6か月間)が開校予定。そして受講者選抜の試験に応募できるのは2021年2月1日からです。
前回の「マスターコース」メディカルは2020年10月開講でした。
このように、思い立った時にすぐに受講できる講座ではありません。
開講情報を見逃さないためには、メールマガジンを登録しておくといいかも。
※試験に応募して合格した場合は、基本的に受講を辞退することはできないので注意してください。
試験に合格したら辞退はできないよ
受講料が高いから、よく考えてね
私が受講したときの「マスターコース」メディカルでは、治験(開発中の薬剤を実際にヒトに投与する試験)に関わる文書が教材でした。
通信講座でしたが、オフラインのセミナーも都内で1回、開催されました。
自分と同じように学んでいる人たちと会って、先生のお話を聞く機会はとてもよい刺激になったと思います。
マスターコースで良い成績を修めると、講師から「クラウン会員」というお墨付きをもらえます。
残念ながら私はもらえませんでしたが、「クラウン会員」になれると、アメリアで公開されている求人に応募するのにも有利になります。
「実務経験はないけど、すぐ仕事ができる自信がある!」という方は、ぜひアメリアの「定例トライアル」に挑戦してみてください
アメリアと定例トライアルやクラウン会員については「【未経験でもチャンス!】アメリアの定例トライアルで翻訳の仕事を獲得しよう」で詳しく書いています。
「情報収集と学習」が翻訳の仕事を継続するために必要
翻訳の仕事は「一生勉強」と言われます。
専門分野の翻訳をやるにしても、必ず調べものが必要になりますし、新しい情報をキャッチアップする姿勢も不可欠。
「新しいことを知るのが好き!」「勉強が好き!」という人には「翻訳」はおすすめだよ!
私自身も就職前から在職中にかけて、こんなこと▼にも取り組んでいます。
こうして勉強を続けたことにより、派遣社員から契約社員への雇用形態変更も早い段階で実現したと思っています。
そして2020年には外資系製薬企業の正社員になることもできました!
「勉強のためにどんな本を読んだか」などについては、「医薬翻訳を志す人におすすめの本|医学辞書は必要ない理由」に書いています。
翻訳者ネットワーク「アメリア」は翻訳に関する情報収集におすすめ
現在も私は、フェローアカデミーの母体、アメリア・ネットワークが運営する翻訳者ネットワーク「アメリア」の会員です。
上記、翻訳の専門校フェロー・アカデミーの講座を修了するとアメリア入会金(税抜5000円)は無料になります。
修了生でなくても入会金を無料にするチャンスはあるよ!
講座の受講申し込みと同時に入会すると入会金は無料!
チェックしてみてね!
現在はアメリアで情報収集しつつ、在宅ワークにシフトしていけるよう準備中です。
実際にアメリア経由でトライアルを受け、合格して登録させていただいている翻訳会社が複数あります。
翻訳という仕事に興味のある方は、情報収集のために、とりあえずアメリアへ入会してみるのもいいかもしれません。
翻訳者ネットワーク「アメリア」に入会するメリットには以下のようなものがあります。
アメリアと、仕事につながる「定例トライアル」について興味のある方は、「【未経験でもチャンス!】アメリアの定例トライアルで翻訳の仕事を獲得しよう」をご覧ください。
資料請求だけでもしてみるとイメージがつかめるでしょう。
未経験からでも働ける!自分の武器を見つけよう!
ブランクが長くても未経験でも「稼ぐこと」を諦めないで!
ブランクが長かったり、私のように未経験であったりという状況では、就職や稼ぐことを諦めそうになるかもしれません。
私自身、2年のインド生活や育児、病気などを理由に長ーいブランクがありました。
(ブランクというより、正社員として働いた経験はほぼゼロでした…)
でも大丈夫。諦めなければ、できる仕事は見つかります。
ブランクが何年あっても未経験でも諦めないで!
簡単ではないかもしれないけどトレーニング次第でできることは、きっとあるよ!
不安なら「女性しごと応援テラス・東京しごとセンター」なども利用してみよう
現代の日本では、まだまだ女性が結婚・子育てのために「外で働くこと」から離れざるを得ない状況は多いでしょう。
そうした事情によりブランクができてしまった方には、女性の再就職を応援するサービスを利用してみることもおすすめします。
私は東京在住なので、東京しごとセンターの【女性しごと応援テラス】 にお世話になりました。
東京しごとセンターおよびその一部である「女性しごと応援テラス」は、登録も利用も完全に無料です。
【女性しごと応援テラス・東京しごとセンター】では、個別に相談に乗ってくれるほか(要予約)、ミニセミナーや求人情報を閲覧できるサービスもあります。
どうかひとりで悩まず、こうしたサービスを利用してみてくださいね
年齢別の各コーナーは、もちろん男性も利用できます
私自身、先のことを考えると不安でたまらなかったものです。
でも相談員さんとの個別相談でかなり精神的に救われました。
ブランクが長いと「決まった時間に出かけて人に会う」ことすらハードルが高く感じるもの。
こうしたサービスに予約を入れ、人と会って話すことは「リハビリ」にもなるなと感じました。
私が利用した時の感想などを「【女性しごと応援テラス/東京しごとセンター】のすすめ|ブランクが長い主婦も就職できた!」に書いています。
【廃れることのない分野】医療翻訳で生涯現役を目指そう!
人間が不老不死にならない限り、医療はこの先ずっと廃れることのない分野です。
AI翻訳がどう発達するかはまだわかりませんが、新しい知識をどんどん吸収していける人は、きっと活躍できると思います。
翻訳を仕事にするほどの英語力があるか心配
英語力はそれほど高くなくても大丈夫
むしろ日本語力が大事かも!
でもまずは、どんな講座があるかチェックしてみては?
上でもおすすめした翻訳専門校フェロー・アカデミーなら、初級から上級まで、さまざまなレベルの講座があるので、ぴったりの講座が見つかるはず。
実務翻訳・文芸翻訳・映像翻訳という三大分野が学べて、通信科・通学科どちらもあり、レベルも初級編からマスターコースと幅広い講座があります。
私のように専門知識がなくても翻訳で就職することは可能です。
職歴として専門分野がすでにある人は、さらに有利ですね!
まずは資料請求をして、人生100年時代、定年のない仕事に挑戦してみてはいかがでしょう。
自己投資で大きなリターンを手に入れよう!
講座の受講を決めた当時、受講料は正直「痛い」と感じました。
しかし当時の勉強があったから、今の私があります。
ご覧いただいたように、現在(2021年以降)の年収は400万円越え。あのまま時給1000円の仕事を続けていたら得られなかった収入を得られるようになりました。
受講料は確かに、ちょっと痛かったかも…
でも「もし時給1000円を続けてたら、今ごろまだ…」と考えると、間違いなく有効な自己投資でした!
自分に投資して「稼ぐ力」を身につけましょう♪
あなたもまずは気軽に、一歩を踏み出してみてください。
新しい景色がきっと見えますよ。