2019年度NHKラジオ講座『高校生からはじめる「現代英語」』のすすめ【反訳トレーニングに取り組もう!】

NHK語学講座

NHKラジオ英語講座・高校生からはじめる「現代英語」

NHKのラジオ講座を利用して英語力強化を目指そうという方々に、今日は「高校生からはじめる『現代英語』」のご紹介をします。

「高校生からはじめる『現代英語』」は、講師の伊藤サム先生が提案する反訳トレーニングを講座の肝としています。自分の頭で英文を組み立て、口から出す特訓です。これはTOEICスピーキングライティングテストにも非常に効果的。

本記事では、「高校生からはじめる『現代英語』」について、どんな内容なのか、どんな流れで15分間の放送が進むのかなど、書いていきます。

「高校生からはじめる『現代英語』」とは

ニュースで使われている英語を通して世界で実際に使われている英語と、学校で習った英語との橋渡しをする講座です。

キャッチコピーは

「今、世界で使える英語を身につけよう!」

「高校生から」とありますが、内容的には大学生、社会人にとっても、もちろん有益で、聴きごたえがあります!

講師の伊藤サム先生は、ジャパンタイムズに入社後、報道部記者として、外務省、大蔵省、首相官邸などを担当されたことがあり、NHKテレビ「ニュースで英会話」の講師を務めておられたこともあります。

パートナーのHannah Graceさんはアメリカ出身で俳優、声優、シンガーとしても活躍されている方です。

CEFRに基づいたレベル設定はB1、B2

ちなみに↓が、文部科学省による、各英語関連資格とCEFRレベルの対照表です(TOEICについてはSWのスコアを2.5倍してLRのスコアに加算した数値です)。

B1、B2は英検2級から1級レベルであることがわかります。

(上記の表とTOEIC L&RおよびS&Wテストとの相関については、「レベル換算から解説!【TOEIC L&Rテスト対策またはS&Wテスト対策におすすめのNHKラジオ英語講座はどれ?】」に書きましたので、気になる方はどうぞご覧ください)

ニュースを基にした英文を週2回の講義で学習します。

放送時間
放 送:火・水曜日 午後6:30~6:45
再放送:木・金曜日 午後3:45~4:00/午後10:00~10:15
再放送:土・日曜日 午後0:40~0:55
再放送:日曜日 午後10:25~10:55(2回分)

内容としては、NHKのHPによると以下の通りです。

“現代の世界で実際に使われている英語”(=現代英語)への入門講座。高校生レベルの表現で書かれた英語ニュースを教材に、「聞く・読む・話す・書く」の4技能を伸ばします。高校生から大学生、社会人まで、すべての年代の人が対象です。

ニュースの英語を聴き取って、学習した英文を自分でも言えるようになるトレーニングもできます。

番組の聴きどころ・流れ

ニュースの見出しでよく使われる表現(冠詞を省いたり、これから起きることをto~で表現するなど)とともに、現代の世界で使われている英語表現を学びます。

現代英語と学校で習った英語には時々違いがあると感じたことはないでしょうか。

少し例を挙げると、he/sheに代わって使われる、性別的に中立な代名詞they(このtheyの用法については、2019年にMerriam Websterも正式にtheyの定義として辞書に掲載し始めました)とか、「Here’s+複数」など。

講座ではさらに、ニュースに出てくる表現をネイティブが聞いた時、どんなイメージを受け取るのかといったことや、英語らしい表現なども学べます。

私はこの講座で初めて知るニュースも多く、毎回、スポーツ、サイエンス、テクノロジー、日本国内の話題など、ジャンルの違うニュースが取り上げられていて、非常に興味深いと思っています。

講座の流れ

週2回のレッスンのうち1回目と2回目は流れが違います。

1日目のPart1では、表現を確認しながらニュースを正確に読んでいきます。

  1. ニュースの見出しを読み解説
  2. ニュースを聴く
  3. 文章の流れを意識しながら、語彙・語句の解説とともに、1文ずつ読んでいく
  4. もう一度ニュースを聴く
  5. ニュースに出てきた表現を基に、現代英語を学ぶ上で知っておくと役に立つ知識Things you should knowを学習
  6. 英語に関する様々な話題を取り上げるSam’s Notes

2日目のPart2では、ニュースの文章を使って英語の表現力を強化するトレーニングと、ニュースに関する簡単なディスカッションがあります。

  1. ニュースを聴く
  2. 反訳トレーニング(学習した英文をもとに、日本語から英語に訳す特訓。ニュースから3文をピックアップ)
  3. 学んだ表現を使って、Let’s try!で応用の英作文練習
  4. 伊藤先生とHannahさんによるDiscussion
  5. もう一度ニュースを聴く

読み物・教材も豊富なテキスト

●「Replace the Japanese」

番組で取り上げられたニューススクリプトの一部が日本語になっており、どんな英語が入るかを考えるページ

●「Column単語の核心」

単語の意味を深堀りするコラム

その他、巻末にはオーストラリア人Benjamin Woodwardさんの連載エッセイ「20世紀のことば」も掲載されています。

※2019年9月6日追記:「20世紀のことば」は8月号はお休み、9月号からは庄司かおりさんの執筆です。

反訳トレーニングはアウトプットの特訓

2日目の反訳トレーニングは番組内では3文だけですが、自習でニュース全文を、日本語から英語にできるようになれば、かなり英語のアウトプット力がつきます

「読めば理解できる英文」を、自分の頭で組み立てて、口から出すことができるか。

ここが使える英語への分かれ目です。

日本の英語教育は長い間、「読んで理解する」ことに重点を置いていました。

しかしますますグローバルになっていくこれからの時代は「話せること」「会話できること」が大事になってきます。

そのために必要なのは、トレーニング!

伊藤先生もいつもおっしゃっています。

「反訳トレーニングはキツイ特訓ですが、必ず力がつきます」

英語を話すための基礎体力と筋肉を鍛えるなら、

「高校生からはじめる『現代英語』」

おすすめです!

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