NHKラジオの英語講座を複数、何年も継続して聴いていますが、NHKの講座は本当に優秀。
真面目に取り組めば、高い効果が期待できます。
私はここ数年、ラジオ英会話、実践ビジネス英語、入門ビジネス英語など、複数の講座を聴講していますが、ボキャブライダーは聴いていませんでした。
しかしある時、ふと聴いてみてびっくり。
とっても手応えのある、役立つ内容だったのです(←失礼だろ)
本記事では、NHK英語講座ボキャブライダーについてご紹介します。
予想以上に対象レベルが幅広かったNHK英語講座「ボキャブライダー」
NHKラジオ英語講座「ボキャブライダー」は侮れなかった
NHKのラジオ講座を長らく複数、聴いている私ですが、「ボキャブライダー」はほとんど聴いたことがありませんでした。
タイトルからして戦隊っぽいし、対象が中学生とかなのかなと思って、正直侮っていました(ごめんなさい)。
しかし、なんとなく取り組んでみたら、思っていたより手応えがあって少しびっくり(←失礼だよ)。
特にテストはトライしてみることをおススメします!
今さらですが、他のNHK英語番組にあるCEFRに基づくレベルについては
『ボキャブライダー』はレベル設定がありません
とあります。
幅広いレベルに対応しているからだったんですね。
そして、これも今さらなのですが、TV版とラジオ版があることを知りました。
NHKゴガク英語講座「ボキャブライダー」とは
テレビ版、ラジオ版ともに放送時間は5分間というミニ番組です。
ボキャブライダーとして出演されているのはMaxwell Powersさんと、2019年度の浜辺美波さんにかわり2020年度からは桜田ひよりさんも。
関連のある単語をまとめて取り上げ、使う場面や語源なども解説されています。
ラジオの方で取り上げるのは1日4つの単語。
テレビの方は、寺脇康文さん、倉科カナさんなどが出演されていて、毎回、1つの単語・語句・表現を取り上げ、紹介する形式です。
放送時間は以下の通りです。
テレビ
放 送:月曜日 午前5:45~5:50
再放送:火曜日 午後0:45~0:50
火曜日 午後7:50~7:55
木曜日 午後1:55~2:00
金曜日 午前10:50~10:55
金曜日 午後9:55~10:00
ラジオ
放 送:月~金曜日 午前9:05~9:10
再放送:月~金曜日 午後4:20~4:25/午後11:35~11:40
再放送:土曜日 午後0:15~0:40(5回分)
4月2週目の金曜日は接頭辞in-を持つ語を4つ学習し、接頭辞in-のイメージも理解できるようになっていました。
こういうの、「仲間」で覚えるのはいいですね。

バラバラな単語より、関連付けられている方が覚えやすいね!
毎日5分なら、聴き続けるのもだいぶハードルが下がります。
1日4つということは1週間で20個の単語を覚られますね。コツコツ続けると、これはかなり武器になりますよ!
釣り人、竿、エサって、英語で何というかご存知ですか?
2019年度4月第1週目の単語はだいたい知っているかなと思うものでしたが、2週目はちょっとつまずきました。
例えば、「釣り人」「(釣り)竿」「(釣りの)エサ」って、英語で何と言うかご存知ですか?
答えは、釣り人はangler、竿はrod、エサはbaitでした。
「釣りをする人」を意味する単語にはfishermanがありますが、fishermanだと職業としての漁師になり、趣味で釣りをする人はanglerの方がいいのだそうです。
へえ、知らなかったよ。
(え?私だけ?)
私が学生だった頃の英語の授業では、上記のような、短いスペルで日常会話に出てきそうな単語はあまり習わなかったように思います。
その他にも4月2週目には、日常生活でよく使うrunny nose(鼻水)やsore throat(のどの痛み)などが取り上げられていますが、私は製薬業界で翻訳の仕事を始めるまでこれらの単語を知りませんでした。
runは「スルスルとなめらかに動く」イメージの動詞で(他にも「(会社を)経営する」という意味もありますね)そこからrunnyは「なめらかに動くような=流れやすい」という意味になるとのことです。
イメージとともに覚えると、記憶に定着しやすいですね。
ボキャブライダーの単語マスター・クイズでもっと語彙を定着!
ボキャブライダーは放送時間こそ短いものの、小テストやテストがたくさん用意されています。
それらを毎週、全部こなせば、かなり語彙力の向上が期待できそうですよ。
1日分4つの単語のデイリークイズは「基本」と「応用」に分かれて、各12問あります。
制限時間はありません。
「基本」のクイズの内容は
- 日本語訳から英語の単語を選択する問題
- 英単語のスペリングの空欄を埋める問題
- センテンスの空欄を埋める問題
スペリングの空欄を埋める問題は、bとvや、lとrが曖昧だったり、きちんとつづりを覚えていなかったりすると正解できないので、意外と難しいと思います。
「応用」は英文の空欄に入る単語を選択する問題ですが、「基本」よりセンテンスが難しくなったり、品詞が変わって出てきたりもします。
例えば、infectという単語を学習した後に、infectionという名詞が出てくるなどです。
また1週間のまとめとして「テスト」があり、これは時間制限があります。
NHKゴガクのマスコットわんちゃん、チャロが走る40秒間のうちに問題に答えなくてはいけません。
素早く反射的に答えられるようにならないとタイムアップになってしまうので、けっこう鍛えられます。
番組で放送された内容以外の応用問題が多く、とても良く考えられていると思います。
ちなみに私はまだ最高18個くらいの正解数で、★3つはもらえましたが、問題数自体はもっとたくさんありそうです。
ボキャブライダーは楽しみながら学習できるから続けられる
ゲームをしながら単語を覚えられるっていいですよね。
成績表もあって、トロフィーと同様、どのくらい学習したかが「見える化」され、たくさん集めたくなります(単純ですがw)。
最近、ますます思うことは…
毎日反復して聴くだけで、かなりの英語力をつけられるはず
テキストは本体450円のものがほとんどですし、このボキャブライダーにはテキストがないようです。
番組とテストで、まさにタダでしっかり学べるってありがたいですね。
語彙力は、使える英語を手に入れるためには必須です。
でも短時間で一気に増やすのは難しいもの。
毎日5分でコツコツ語彙を増やせる「ボキャブライダー」、なかなか良いと思います。
使える英語を学び、英会話の練習をするにはオンライン英会話がおすすめですが、いきなりオンライン英会話に入会するのは不安という方は、こちら↓の記事も参考にしてみてください。