2019年度もNHK英語講座は「ラジオ英会話」が鉄板
「英語、勉強しなきゃ」それなら、ぜひ「ラジオ英会話」からどうぞ!
英語を勉強したいと思っても、
どこから始めたらいいかわからない…
という方、多いと思います。
なんせ”敵”は「言葉」ですから、範囲が広すぎますよね(でもホントは敵じゃなくて、仲間なの。世界へ漕ぎ出していくための大事なツールなの)。
そんな時は、NHKの英語力測定テストを受けて、今のレベルをチェックしてみましょう。
効率の良い学習には「現在位置の確認」と「目的地の設定」が必須です。
過去記事:オンライン英会話を始める自信がない方へ-まずはNHKラジオ講座を聞いてみて
「そろそろ英語を勉強しなきゃ」と思っているけれど、何から始めたらいいか分からないという方におススメするのは、「ラジオ英会話」です。
数あるNHKラジオ英語講座の中でも、「ラジオ英会話」はレベルで言うと、気持ち上寄りの真ん中。
CEFR(セファール:ヨーロッパ言語共通参照枠)基づいたレベル設定はB1に該当します。
高校生から大人まで幅広く役立つ講座です(中学生もOKかも)。
ちなみに↓が、文部科学省による、各英語関連資格とCEFRレベルの対照表です(TOEICについてはSWのスコアを2.5倍してLRのスコアに加算した数値です)。
B1、B2は英検2級から1級レベルであることがわかります。
週5日で月曜日~木曜日はダイアローグに沿ったレッスン、金曜日は復習です。
放送時間
放 送:月~金曜日 午前6:45~7:00
再放送:同日 月~金曜日 午後0:25~0:40/午後9:45~10:00
再放送:日曜日 午後4:30~5:45(月~金曜日の再放送)
2020年度のテーマは「フロー(会話の流れ)を作り出す」
2018年度に続き、大西泰斗先生が講師を務めるNHKラジオ英語講座「ラジオ英会話」の2019年度のテーマは
「単語」「語感」=英語感覚、英単語の持つイメージ
でした。
文法、語順を中心に講座が進んだ2018年度でしたが、それを聞いている時に思ったものです。
こういうふうに積み上げ式で進んでいくと、来年度以降の内容はどうなるんだろう。来年度から始める人は不利じゃないのかしら
でも心配ありませんでした。
2019年度は単語の持つ「語感」を学習し、2020年度では「会話の流れを作る」ことをテーマに講座が進みます。
2018年度に学習した文法事項をところどころで振り返りつつ、より実践的な言い回しで会話の流れの作り方を学ぶことができるようです。
これから始めるみなさま!何月からでも始められますよ
4月号のテキストを見ると、巻頭に「英文法ガイダンス」というコーナーがあり、基本の英文法が、大西先生流の英文法用語で解説されています。
そして「CHECK YOUR GRAMMAR!」というコーナーでも、昨年度、取り上げられた英文法のおさらいがあります。
ラジオがなくてもOK!ラジオストリーミングもCDもあります
すでに4月も3週分、終わってしまっていますが、ラジオストリーミングなら毎週月曜日まで前週の分を聴けます。ラジオがなくても大丈夫なんです。
アプリを使えば、パソコンやスマホなどで繰り返し聴けます。
そもそも「連続物ストーリー」ではありませんから、どこから聴いても大丈夫です。
ただCDはちょっと「毎月聴くには、お値段がなぁ・・・」と正直、思います。
英語の反復リスニングを重視したい方にとっては、日本語解説の部分を2回目以降飛ばして何度も聴けるという点は、CDもいいかもしれません。
でも思うに、ダイアローグだけではなく解説も1度と言わず、何度も繰り返し聴くのがいいかなと。
15分とは言え、毎回「しっかり机に向かって聴くのだ!」と気負ってしまうと続きにくくなります。
それよりもまずは、既にある日常のルーティーンに連動させると、習慣化しやすくなります。
NHKゴガクアプリには、今年度から「ラジオ英会話」にもミニテストが付くようになりました。
問いを与えられてその答えを考えながら聴くというのは、集中して聴くためには、良い動機づけになります。
さらに上記の過去記事でも書いていますが、トロフィーというのも今年度からできて、モチベーションアップになっています。
今、15個、貯まっていて、なにげに嬉しいです(単純)。(←※追記注:トロフィーはどんどん増えてます)
テキストなしでもOK!でもあった方が伸びるよね
ラジオだけではなく、ひょっとするとテキストもなくても大丈夫です。
大西先生とChrisさん、ろーざさんの説明が丁寧だから。
でも視覚情報があった方が記憶が定着しやすいですし、なによりイラストを使って、イメージも分かりやすく解説されています。
そして書店で手に取っていただくとわかるのですが、他の英語講座に比べて、「ラジオ英会話」のテキストは厚めです。
だいたい6~20ページくらい多いようです。
(各講座4月号で比較:エンジョイシンプルイングリッシュはもっと厚いのですがそちらはイラストが多めです。また「ラジオ英会話」は人気講座なので、巻頭巻末の広告が多めということもありますが)
迷っている方は何度か番組を聴いてみて、本屋さんでテキストを見て、それから購入でもいいと思います。
テキストを買えば、最初にあるQRコードで、「今月のメッセージ動画」も観ることができます(2019年度4月号は6ページ。思わず笑った「オレんちのオレンジ」…)。
大西先生がインタビューで「気になるのは(中略)テキストを読者の方々が100%使いきっているのかどうかということ」とおっしゃっていました。
耳が痛いです。最近、聴き流しになりがちなのは、ええ、私です・・・。
ラジオ講座の場合は、「積読」をしているとどんどん次に行ってしまって、旬が失われてしまいますね。
番組は毎日15分です。
15分って、たとえばSNSを見たりネットニュースを見たりしていたら、あっという間に過ぎてしまうくらいの時間ですよね。
今年度は私も気分を新たにして、もっと集中してテキストもしっかり活用しようと思います。
先生のアドバイスは「ダイアログの英文を全部暗記すること」です。
恐らく1年分の全テキストを読み込んで、英文もすべて暗記したら、もはやベーシックな文法書を買う必要はなくなるでしょう。
またそのくらいになれば、ネイティブ講師を選んでオンライン英会話のレッスンを受けても、先生との会話に困ることはあまりないはず。
英語に関する質問を英語でできるくらいにはなるでしょう。
リスニング・発音にも効く―ネイティブが解説してくれるから
昨年度に続き、番組パートナーはイギリス出身のPaul Chris McVayさんとアメリカ出身の秋乃ろーざさんです。
イギリス英語とアメリカ英語が聴けるのもポイントですね。
また、英単語が持つ語感などについて、時々おふたりがネイティブ感覚を英語で解説してくださいます。
これを聴き取ろうとすることも、リスニングのトレーニングになります。
私自身、「ネイティブの感覚」というものにこだわってネイティブ講師のオンライン英会話レッスンを受けたりしているので、NHKの語学番組はそこが素晴らしいと前々から思っていました。
どの番組も必ずネイティブの方が参加していますし、ダイアローグもネイティブの発音です。
語学はやはりコツコツ継続するのが一番の近道。
まずは、無料アプリをダウンロードして、試しに聴いてみてください。
テキストを買うのはそれからでもOK!
「始めること」が大事です^^