TOEICスピーキングライティング(S&W)テストは英語を話す力と書く力を測るテストです。
私はこれまでTOEIC S&Wテストを4回受けたことがあり、2019年2月にはスピーキング140点、ライティング190点を取りました。(TOEIC S&Wは200点満点です)
まだまだ私も練習が必要ですが、受験前の勉強や、受けてみた経験をもとに、答え方のコツ・高スコアのポイントをまとめています。
この記事は、TOEICスピーキングテストの2つ目のパート「写真描写問題」の解説です。
※2019年12月までの受験体験・公式ホームページ等を参考に記事執筆しております。試験内容は変更する場合がありますのでご了承ください。
TOEIC S&Wテスト対策はオンライン英会話レッスンがおすすめ
TOEIC S&Wテスト前にしたスピーキングの練習は、DMM英会話オンラインレッスンのプラスネイティブプラン。
使った教材は『TOEIC スピーキングテスト リアル模試15回』(韓国タラグォン社)でした。
日本語版はこちらです。
冒頭でお伝えしたとおり、2019年2月のTOEIC S&Wテストではスピーキング140点、ライティング190点でした。
うーん、目標はスピーキング160点だったので、20点足りませんでしたが、2回目の受験としてはまあまあかと…。
\テスト前はDMM英会話で練習しました/
DMM英会話で習ったことや公式ガイドをもとに、TOEICスピーキング・ライティング(S&W)テスト各Questionごとの答え方、取り組み方をまとめてみます。
(他のパートについては、下方に「リンクのまとめ」があります。ぜひご参照ください)
TOEIC S&Wテスト「写真描写問題」答え方のコツ・高スコアのポイント
本記事は、音読問題に続く2つめのセクション、写真描写問題について解説します。
スピーキングテスト・パート2「写真描写問題」の概要・高スコアの条件
課題内容は、パソコン画面上の写真を見て、内容を英語で説明するものです。
サンプル問題はこちら▼(IIBC公式ホームページより)
- 準備時間:45秒
- 解答制限時間:30秒
公式ガイド▼(2012年4月15日発行)に載っているポイントは以下のような点です(太字は筆者)。
英語のネイティブスピーカーにも、英語が堪能なノンネイティブスピーカーにもわかりやすいように、写真の情景を具体的に描写できるか、もしくは、短い物語風に描写してもよい。
TOEICスピーキングテスト/ライティングテスト公式ガイドより
高スコアをとるための条件は
1.写真の情景に合った正確な語句を使って説明すること。
2.自然なペースでスムーズに話すこと。
3.聞き手にわかりやすいように文を組み立てること。
TOEICスピーキングテスト/ライティングテスト公式ガイドより
スピーキングテスト「写真描写問題」で高スコアをとる方法
例えば写真の背景、どんな場所かを把握し、登場人物の服装、やっていることなどを説明できるようにしましょう。
それぞれ、もうすこし解説していきます。
【1】ゆっくりはっきりと話す
どうしても焦ってしまいがちですが、なるべく落ち着いて話しましょう。
誰かに説明するつもりで、わかりやすくはっきりと発音することが超・重要です。
【2】聞き手が理解しやすい順番に描写する
描写する際は、聞く人の視線が滑らかに進むように心がけましょう。
例えば以下のような流れです。
大枠として、写真に写っている場所はどこなのか、屋外か屋内かなどを話します。
次に何人くらいの人が写っているか、男性か女性か、大人か子どもか、着ているものなどを描写。
何をしているところか、他に何が見えるかなど、時間が許す範囲でなるべく詳しく描写しましょう。
視線が自然に流れるようになるのが理想。
写真の右側に写っているものの話をして、左に飛び、また右に戻るなどはNGです。
【3】自分がこう思うという感想や物語を作ってもいい
写真から読み取れることを想像で補ってもOKです。
例えば以下のように。
「写っている人の服装が半袖だから夏だと思われる」
「日光浴をしている人たちがいるので快適な気候だと思われる」
「みんな忙しそう/楽しそうに見える」
厳密に事実かどうかわからなくても、理由を添えて思ったことを言えば大丈夫です。
【4】間違えたと思っても慌てず、言い直せばOK!
単語や文法、時制などを言い間違えたと思ったら、慌てず言い直しましょう。
ネイティブ講師に時々言われることですが、「自分で間違いに気付いて直せるのはとても重要」。
日本語でも言い間違えることはあるはず。臆せず続けましょう。
【5】知っている単語で描写する
自分のキャパシティを超える描写を始めてしまうと収拾がつかなくなってしまうかも。
自分の語彙の範囲で話すようにしましょう。
例えばカモメが飛んでいるのが見えたとして、「カモメ」を英語で何というか思いつかなければ、birdsと言い換えるなど臨機応変に。
【6】描写することが思いつかない場合は4Wを考えてみる
描写することが思いつかない場合は、4Wをヒントに考えます。
解答時間は30秒しかありません。要領よく描写できるように練習しましょう。
英語で描写するときの「文章の構成のしかた」
すでにお話したことと重なりますが、英語では「文章の構成力」も大切なので、聞き手が理解しやすい順番で描写を展開しましょう。
以下のポイントに沿って考えるとわかりやすいはず。
【1】全体像を描写
まずは全体像。
例:
「ここは図書館の中に見える」
「ホテルの中のレストランのようだ」
【2】写っているものを順番に説明:手前から奥、左から右などの流れで詳しく
次にディテールを描写します。
例:
「手前に長袖の服を着た男性がいて~」
「カップルが食事をしている」
「向こう側にプールが見える」
「青いシャツを着てリュックを背負った子供がいて~」
登場人物が身につけているものを説明するのも一案。そのためには色や、服、持ち物などを英語で言えるようにしておくといいですね。
【3】最後に、写真から類推できる結語でまとめる
全体→細部の順で描写したら、最後はまとめ。
すでにお話したとおり、「事実かどうか」はあまり気にせず、自分の考えでOKです。
例:
「全体的に見てこれは冬のようだ」
「こうしたことから、朝だと思われる」
公式ガイドに載っている採点対象は、以下のような点です。
これらをクリアできるように描写できれば高スコアが狙えるということですね。
練習の時から心がけてみましょう。
TOEIC スピーキングライティングテスト「写真描写問題」で使える表現
写真描写問題で使える表現を少しご紹介します。
「ふたりの男性がいますThere are two men.」と言った後、“One man~”、”The other man~”で繋げたり、そのふたりに共通の事柄を描写するときは、“Both of them~”「ふたりとも~」などと続けることもできます。
普段から、「これは英語で何と言い表せるかな」と考える癖をつけると語彙が増やせますね。
TOEIC S&Wテスト対策・各パートまとめのご案内
TOEIC S&Wテスト対策については、TOEIC S&Wスピーキング・ライティングテスト対策まとめ【試験前の勉強のしかた・高スコアを取れる答え方のコツ】でもまとめていますので、よろしかったらご覧ください。
また上述のとおりDMM英会話で教材として使ったのは、韓国タラグォン社の「TOEICスピーキングテスト リアル模試」です。←クリックするとDMM英会話の教材ページが開きます。
レッスン1と2は、教材の内容も公開されていますよ。
さらにDMM英会話の教材には写真描写もあります。一部の教材は一般にも公開されているので、会員でなくても見られます。ご参考までに。
TOEIC S&Wテストのパートごとの答え方のコツは以下の記事もどうぞご覧ください。
TOEIC S&Wテスト・1番目のパート「音読問題」の答え方のコツはこちら▼
TOEIC S&Wテスト・3番目のパート「応答問題」答え方のコツはこちら▼
TOEIC S&Wテスト・4番目のパート「提示された情報に基づく応答問題」答え方のコツはこちら▼
TOEIC S&Wテスト・5番目のパート「解決策を提案する問題」答え方のコツはこちら▼ このパートは、なくなりました。
TOEIC S&Wテスト・5番目のパート「意見を述べる問題」答え方のコツはこちら▼
TOEIC S&Wテスト・ライティングパート答え方のコツはこちら▼
TOEIC S&Wテストを受験した体験レポも書いています▼
では!